気温4度に食べる、絶品冷やし肉そば〜明烏(あけがらす)(山形県東根市)
週末の土曜日。
平日と違い、出勤がないので気楽な朝で良いものだ。
が、この時期だけは冷え込みが厳しく、布団にくるまっていても寒くて自然と目が覚めてしまうのが困りものである。
おまけに、間が悪いことにこの日は灯油の買い置きをすっかり切らしてしまっており、頼みの綱の石油ストーブは使えないときたもんである。
となると、このまま自宅に居たとしても、寒い思いをし続けるだけかぁ…。しょうがない、何かメシを食いがてら、ガソリンスタンドに灯油を買いに行ってくるとするかな…
かくして、朝から家を飛び出してコーヒーショップへと落ち着く馬人おぢさん。
エアコンが効いた暖かい店内でモーニングセットのホットサンドをもくもくと食べながら、この後の予定をぼんやりと考える。
せっかく東根市まで行く(※)んだから、たまにしか行けないお店で昼飯を食べたいよなぁ…。さて、何がいいかなぁ…。
(※)筆者は、給油するときは県内でも一番安いと思われる、山形空港そばのガソリンスタンド(太陽鉱油13号線山形空港SS)を使うことにしており、そのついでに東根市や天童市で食事をして帰るケースが非常に多い。
以前、都内の百貨店で開催された山形物産展に出店してたという蕎麦屋さんに、一度行ってみたいと思っていたし、今日はここにするかな…。
…スマホのGoogleマップアプリで細かい場所を確認し、準備は万端だ。
午前中は他にあった所用などを済ませて、県道120号線(旧羽州街道)をさくらんぼ東根駅方面に向かって車を走らせると、12時過ぎに今回紹介する明烏(あけがらす)さんに到着である。
場所としては、さくらんぼ東根駅と神町駅のちょうど中間地点ぐらい。
店舗が多く、栄えたエリアのさくらんぼ東根駅前からはちょっと距離があるのに、うまく商売できているということは、味には相当自信があるお店なのかも…?と期待に胸を膨らませて、いざ入店である。
寒さ対策であろう二重になった玄関の扉を開くと、地元民とおぼしき客の賑やかな会話がそこかしこから聞こえてくる。
こちらに気がついた女性店員さんに、自分1人である旨を告げ、カウンター席にやおら腰かける。
さて、メニューはっと…。
卓上のメニューを引っ張り出し、パラパラとめくっていく。
ふーむ、蕎麦にうどん、ラーメン、定食類、季節限定品と、蕎麦屋なのに随分と種類が充実しているんだな…。うん、これは非常に自分ごのみのお店だ(笑)
初めての来店だし、ここは無難に蕎麦といってみるとするかな。
店員さんが温かい蕎麦茶を持ってきてくれたタイミングで注文を伝え、あとはおとなしく品物が出てくるのを待つだけだ。
カウンター席からは仕切られたガラスの向こう側に厨房の中が見え、何人ものスタッフが調理と盛り付け、配膳で忙しそうに行き来している。
トイレに行こうと席を立つと、どうやら店内はかなりの奥行きがあり、自分が座ったカウンター席以外に、テーブル席と座敷席がいくつもあるようだった。
そうして新聞・雑誌コーナーに置いてあったスポーツ紙を手に取って席に戻り、数分もすると、注文していた「冷たい肉そば」の大盛りがやってきた!
↑冷たい肉そば(税込800円、大盛りは+150円)
「大盛り」の文字に違(たが)わず、大振りなどんぶりには、溢(あふ)れんばかりになみなみとツユが入っている。
では、さっそくいただきますっ!と…
まずはツユを一すすり…。ズズズっ、ゴクン!
これは鰹の出汁だろうか、まろやかな風味があってやや甘みを感じるツユが何とも言えないくらい、旨い!
さてと、この親鳥の肉が気になってたんだよな。
箸で鶏肉を一掴みして、パクリとほおばる。
うん、親鳥の肉は脂が乗って、グニグニと程よい弾力を持っていて、噛みしめる度にジンワリとその旨味が口中に広がっていく!
蕎麦もコシがあって、プルプルとして、小気味のいい歯ごたえがある。
どちらかといえば、自分はやや硬めの仕上げで腰のある麺が好みなのだが、ここ明烏さんの蕎麦は、麺もツユも親鳥の肉も、全てがドストライク!な味わいなのだ。
いや、これは美味しいぞ!
大盛りにして大正解だった!(*´ω`*)
こうなるとスポーツ紙など読んでる場合ではない。
ズズズッ、ズルズル、モグモグモグモグ、ズズズッ!
一気呵成(いっきかせい)に蕎麦を食べる!とにかく食べる!
ツユの旨味をたっぷりと吸い込みつつも、カリッとした歯ごたえは失っていない、この揚げ玉もいいアクセントだなぁ…
途中で味に変化をつけるために、一味唐辛子を投入したのだが、お隣の天童市で生産されている大正館食品の一味唐辛子が卓上に置いてあるというのが地産地消らしくて、また心にくい演出ではないか。
最後は、セルフサービスの温かいご飯をかきこみ、ズズズッと冷たいツユで、胃に流し込んでいくのだが、このフィナーレに至るまでの時間が愛おしくてたまらない!
そうこうしている間に、あれだけたっぷりとあったツユも完飲し、カラとなったどんぶりとご飯茶碗が卓上に残るだけとなった…。
ふー、ごちそうさまでしたと…。
シメに、温かい蕎麦茶のおかわりをいただきながらボンヤリと厨房の中を覗くと、変わらず忙しそうにスタッフの皆さんが調理と配膳に精を出している姿が目に飛び込んでくる。
美味しい料理がこうして、ここで生み出されていくんだなぁ…などと他愛のないことを考えながら、午後以降の予定を確認する…
…さて、お腹の方もこなれてきたし、そろそろ行くとしますかね…。
席を立ち、お会計を済ませてサービススタンプの押されたカードを受け取り、自分は外へ出た(会計950円だったけど、そこはおまけしてスタンプ2個押してよぉ!と思ったのはナイショだぞっ♬)
風は冷たく外は寒いが、胃も心もたっぷりと満たされた今の自分には、これぐらいへっちゃらだい!と心の中で強がりながら…。
その後、ふらりふらりと天童方面を彷徨(さまよ)う馬人おぢさんの姿があったとか、なかったとか…(次回に続く…かも??)
本日の「たまにいくならこんなお店」
蕎麦処 明烏(あけがらす)
電話番号:0237-47-0378
営業時間: 11:00~14:30 17:00〜19:30
(定休日:不定休、木曜日夜の部、正月三が日)
http://akegarasu.sakura.ne.jp/index.html
果樹王国ひがしね蕎麦街道加盟店(8店舗)のうちの一つ。
2019年6月には日本橋三越で、9月には吉祥寺東急百貨店での山形物産展に山形を代表する蕎麦屋として出店するなど、その美味しさは百貨店のバイヤーが注目するほどの知る人ぞ知る名店である(ただし、値段は庶民的なので、そこはご安心いただきたい!笑)
常連とおぼしき地元民の比率が高いが、仙台からの観光客も多いとか。
山形空港からも非常に近いので、飛行機で遠方から来たレンタカー利用の観光客にオススメする蕎麦屋を聞かれたら、自分はおそらくここを推すだろう。
羽州街道を挟んで向かい側には、同系列の天婦羅(てんぷら)明烏の店舗と駐車場があり、蕎麦処の店舗前駐車場が満車であれば、こちらの駐車場を使うことも可能である。
飲食代500円ごとに1スタンプ押印で、スタンプが10個溜まると500円割引券として使用が可能(有効期限はなしとのこと)なので、長く通いたくなるお店の一つである(笑)
旨い鶏そぼろご飯が食べたいっ!を叶えてくれる庶民派お弁当~紅花軒(こうかけん)(山形県山形市)
思い返してみると、子どもの頃から、ご飯に何かをかけて食べるのは好きだった。
生卵に納豆、しらす干し、ふりかけ、そして肉そぼろ。
大人になった今でも、その嗜好は変わることはなく、「牛肉どまん中弁当(新杵屋)」は、米沢に行けば、もうお店に寄って買ってしまわずにはいられないぐらい大好物であったりする(笑)
過去のブログ記事で取り上げたこともあるが、その甘辛く仕上げられた特製の牛そぼろと牛肉煮は、とにかくご飯がススんでたまらない一品である。
また、知名度は牛肉どまん中弁当に譲るものの、鶏そぼろと鶏の照り焼きがドーンとご飯の海一面に鎮座する、「九十九鶏弁当(九十九鶏本舗)」の味わいもなかなかのものである。
…問題は、牛肉どまんなか弁当が1250円、九十九鶏弁当一番人気でも810円という価格である (-_-;)
安い給料ゆえ、一食にかける金額はワンコイン(500円以内)で済ませたいー、日々の食費(エンゲル係数)と(体重を)できるだけ抑制したいーと願っている自分にとって、一食に1000円近く使うというのは死活問題に繋がってくるのだ(そんな大げさな…)。
で、そんな悩める自分の救世主ともいえるお弁当が、今回紹介する「紅花軒(こうかけん)の鶏めし(税込497円)」である!
それでは、実物のお弁当にご登場いただこう!щ(゚O゚щ)カモーン!
普段使いと言っては語弊があるかもしれないが、だいぶ庶民的なお値段で、かつビジュアルもいい…!
やや小ぶりではあるが、鶏身肉の焼き物が3個入っていて、ボリュームもアップしているのもセールスポイントといえるだろう。
このそぼろご飯をガバッと口にほうりこみ、咀(そ)しゃくするのが、たまらないのだ!
お茶か、ちょっと贅沢に缶ビールでこのそぼろご飯をゴクゴクと流し込んだ日には…
となること、請け合いである…!
こうして、今晩も鶏めしを酒のアテに、缶ビールやウイスキーをチビチビと飲りながら、ナイター~ミッドナイトの競輪中継を見て、つかの間の楽しい時間を過ごすのであった(笑)(Fin)
本日の「たまにいくならこんなお店」
ショッピングセンター吉田
(同支店 紅花軒)
電話番号:023-644-5629
営業時間: 9:30~19:30
紅花軒のお弁当が購入できるのは、城南町にあるショッピングセンター吉田内のお弁当・お惣菜コーナーまたは山形エスパル1階の売店の2ヶ所となっている。
(※ショッピングセンター吉田と道路を挟んだ、向かいの場所(城南町3-3-20)に、支店である紅花軒がある。)
新幹線など山形駅を利用する客は山形エスパルの売店コーナーで、旅のお供などにお弁当を購入することに、また車などで市内で普通に買い物するという方は駐車場完備のショッピングセンター吉田さんを利用することになる。
精肉店だけあって、お肉の扱いには自信を持っているし、ピン(米沢牛、山形牛)からキリ(国産肉)まで、多種多様なお肉がそろっている。
ちょっと贅沢にすき焼きや焼き肉を食べたい日には、ショッピングセンター吉田をのぞいてみてはいかがだろうか?(^_-)-☆
↑画像は、紅花軒の「鶏の唐揚げ弁当」(税抜330円)
もちろん、お値打ち価格のコロッケ、とんかつといった総菜類や上記のような唐揚げ弁当などの弁当類もあるので、財布の中身が少々寂しいという方にもおススメである。
滋味に富んだ、ホッとする味のスープに魅せられて…らぁめんたけや(福島県福島市)
「福島ラーメン組っ!」という、福島県内のラーメン店の擬人化企画を知って、福島市や郡山市のラーメン店を巡るようになったのは、ここ2年ぐらいのことである。
今となっては、この「福島ラーメン組っ!」をなにがきっかけで知ったのか、実はハッキリとは覚えていないのだが…(笑)
先日、とあるイベントで「福島ラーメン組っ!」主宰者である、高橋わな美氏とお会いする機会に恵まれたときにもお話ししたのだが、白河市のご当地キャラクター「小峰シロ(※)」を起点にTwitterなどでたどっていったのではないか…というのが有力である(たぶん(笑))
(※)小峰シロ…2011年8月28日誕生のご当地萌えキャラ初の変身ヒロイン!(小峰シロちゃんは変身前の姿)
福島県白河市、小峰城というお城にある「おとめ桜」と白河の観光スポットをPRするために生まれたキャラクター(キャラクタープロフィールより抜粋)
その後、何だかんだで「福島ラーメン組っ!」の世界観と数々のキャラクターのキュートさ、各店舗のラーメンの美味しさ、店主の人柄などに感銘を受け、ドはまりし、今に至っている。(ラーメントレーディングカードも、他県のお店も含め、だいぶ集まりましたよ!)
さて、今週末訪れた「福島ラーメン組っ!」のお店は、福島駅東口から「あづま陸橋」に向かって数分歩いたところにある「らぁめんたけや」さんである。
(↑たけやの店名どおり、外観にも店内にも竹がふんだんに使用されている。
どこかの古民家の内装を移築して、そのまま利用しているのだとか。
田舎の親せきの家にでも遊びに来た感じがして、田舎者の自分には非常に落ち着きます(笑))
今年の春、3月ごろに新キャラクターの竹小 舞(たけこ まい)ちゃんが公表されて以来、福島競馬場へ馬券を購入しに来たついでに、おそらく4~5回は通っているだろうか。
…13時過ぎというお昼のピークタイムを過ぎた頃とはいえ、店内へ入ると席は7割ほどが埋まっている。お店の人気ぶりが良く分かるというものだ。
(↑消費税増税があったが、このお店はまだ値上げはしていないようであった。経営は大変だと思うのですが、頭が下がります…)
席に着いてメニューをざっと確認するが、定番となった、ラーメンと焼き飯が一緒になった「たけやセット」を(今日も)注文する。
「すいません、たけやセットを麺大盛りでお願いします!」
「かしこまりましたー」
応対してくれた女性店員さんの満面の笑みに癒されながら、しばしラーメンセットが出てくるのを待つ…。
(店内に流れる尺八のBGMは竹小舞ちゃんが吹いているのだろうかと妄想しながら、目をつぶりながら聞いていると、あれここはラーメン屋、いや蕎麦屋だったっけ…?と錯覚するのは私だけであろうか(笑))
↑たけやセット(麺大盛り+100円で)1020円なり!
先に注文がいくつか入っていたようだが、10分ほどで注文していたセットが着丼。
ではさっそく、いただきます!
まずは、スープをひと啜り。
ジンワリと胃にしみこんでいくような、滋味に富んだスープの味にホッと一息をつく。
今日は昼間から風が強く、車を降りて外に出ると寒くてたまらなかったので、このラーメンの温かみが、冷えた身体にはすごくありがたい!
程よく腰の効いた麺とシナチク、どんぶりを覆うような大きくて柔らかいチャーシューを、交互にどんどん食べ進めていく。
最後に残しておいた焼き飯は、卓上にあるソース(ウスターソース?)を一回りかけた後に、ガツガツとレンゲでかきこむように食べるのがまた美味しいのだ!
所々にあるおこげ、カリッと焼けた部分も香ばしくてたまらない旨さ!
そして、焼き飯を咀しゃくしたあとに、スープで流し込むのもこれまた幸せを感じる!
ここまで、あらかじめお腹を空かせてやって来ていたこともあり、全部をぺろりと平らげるのにそう時間はかからなかった(笑)
最後にお冷をグビリと一飲みして、ひと心地つくと、何とも言えない幸福感が自分を包み込んでくれる。
そうこうしているうちに、店内は客が捌けて、自分を含め数組だけとなった。
さて、そろそろ、目的であるチャンピオンズカップの馬券を買いに、福島競馬場へ行くとしますかね…(^^♪
馬「今日もラーメン、美味しかったです!『ラーメンWalker福島』スタンプラリーのシールをいただけますか?」
店員「はい、こちらですね!どうぞ~。」
馬「どうもありがとう!」
これでラーメンWalker福島スタンプラリーも7店舗目か…。もう少しで半分達成だな。
そんなことをひとりごちながら、馬券を買い求めに颯爽と店外へ飛び出していく馬人おぢさんであった…(Fin)
本日の「たまにいくならこんなお店」
らぁめんたけや
電話番号:090-9842-4442
営業時間: 11:00~14:00(定休日:月曜日)
筆者は、春・秋になると土曜の昼にここで食事をしてから福島競馬場に赴き、GⅠレースなど前日発売の馬券を購入することが定石となっている(笑)
胃袋に余裕があるときは、「麺や うから家から」さんや「ロマンドーロール ダイユーMAX8福島店」さんへはしごすることもあるとかないとか…??
駐車場は、お店の西南方角にあたる、福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」の前にコインパーキング(60分200円)があるので、ここを利用するのが一番近くてよいと思います。
季節の移ろいを感じながら…ちょっとだけ昔話をば
ブログ主の馬人おぢさんです。
前回のブログ更新から半年が経過してしまいました…(大汗)
その間、体調や精神状態がちょっと、いや、かなり不安定だったため、ブログを書くだけの元気というものが全くありませんでした。それなりにブログに書くネタはストックを溜めていたのですが、近況報告などもなしに完全放置してしまったことを、本ブログ読者の方には深くお詫び申し上げます。
ブログ主は何とか先月あたりから精神状態も落ち着いてきて、ここしばらくの間に起こったことなどを自省も含めてちょっと振り返っておきたいなと思い、再び筆を手にとった次第です。
…さて、早いものでもう11月です。
あれだけ暑かった夏の日々がまるで幻だったかのように、朝夕になれば空気も冷え込むようになり、あまりの寒さに、飲むものもアイスコーヒーではなく、ホットコーヒーが恋しくなるような、そんな季節になりました。
また寝室の置物も、部屋を冷やす扇風機や送風機ではなく、暖める石油ストーブに入れかわり、布団もタオルケットから保温性の高い毛布に取って替わりました。
…実はこの石油ストーブを部屋の奥からゴソゴソと出してきたときに、懐かしいものが一緒に出てきました。
通常、石油ストーブの着火には「乾電池」をストーブ本体の裏側にはめ込んで、点火装置のボタンを押して、電熱線に通電させて点火します。
ところが、普段、単1の乾電池なぞ使用する機会がほとんどなく、備蓄がないので、我が家では着火部分に直接マッチを近づけて点火するようにしています(笑)
このマッチには、公営競技場で無料配付しているノベルティ(去年使っていたものは弥彦競輪場でもらったものでした)をよく使っているのですが、とある食堂・喫茶店のものが今回ストーブと一緒に出てきたのでした。
それがこちらです↓
…今時、このタイプのマッチを使ったことのある、あるいは火の点け方を知っているという若い人(20代以下の平成生まれ)はどれくらいいるのだろう…??とふと思ってみたり(笑)
(今は煙草を吸う人も減りましたし、そもそもマッチではなくライターを使う家庭がほとんどでしょうからねぇ…)
(↑お店の外観画像はネット上から拝借したものです)
「ヤマ二」はかつて山形市七日町旭銀座にあった大衆食堂兼喫茶店で、店主が高齢で後継者もいなかったためか、今から7~8年ほど前に、創業60数年の歴史を終えています。
歩いて数分の近所には、市役所やとある地方銀行の本店があり、昼時になると、労働者たちの憩いの場になっていたのを思い出します。(昼食時に、I川昭男元市長が部下と一緒にテーブルを囲んで食事していたのを見たこともありましたっけな)
私の上司(当時60代)は七日町にほど近い山形東高校の出身であり、高校生だった時分から、ヤマニで友人らと食事をしていた青春の思い出があったとか…。
上司と外回りで一緒になった際、七日町の近くに来たときは、何度か食事に連れていってもらったこともありました。
「ここのカツカレー(800円)はね、私にとって青春の味なんだ。
(参考画像)(↑議員会館のカツカレー)
(東京の)議員会館で食べたカツカレー(3000円ぐらいするらしい?)よりも、遥かにおいしい。私にはそう思えるんだ…(いい笑顔で)」
そんな興味深いエピソードを聞かせてもらったものです。
山形七日町旭銀座から、あの趣のあったお店が跡形もなくなり、そんな優しく仕事を教えてくださった上司もはるか前に退職し、気が付けば、今は自分ひとりだけ…。
一つのマッチが、そんなノスタルジックな思い出を心に浮かび上がらせてくれる、三連休中日の寂しい夜なのでした(Fin)
熟練のおばちゃんが焼く、庶民派持ち帰りやきとりの専門店~姉崎商店(山形県山形市)
あ~、何だか身体がだるくって、仕方がないや…。
そういえばブログの更新、しばらくやってなかったけど…。まぁ、いっか。
あのブログが、そう多くの人に見られてるとは思わないし、楽しみにしている人なんてほとんどいないだろうしな…。
とか言っているうちに、気が付けば時代は「平成」から「令和」へ。
年越しの感覚というよりは、2000年を迎えたときのような「ミレニアム」の感覚に近かったような気がします(ちなみに、元号が変わった瞬間、自分は大阪難波近くのカプセルホテルの自室(寝るスペース)で、マターリとテレビを観ておりました(笑))
また少しだけ、ブログを書く余裕といいましょうか、元気を取り戻した感覚がありますので、つらつらと記事を書いて、ここに上げてみようと思います。
さて、今回取り上げるのは、いつの季節も夕方になると街の片隅で黙々と一人のおばちゃんが焼き鳥を焼いているお店です。
夕方5時以降に店先に行くと、煌々(こうこう)と赤ちょうちんが灯(とも)り、アツアツの焼き鳥とビールで一杯飲りたい!という、おぢさんの気持ちを否が応でも掻き立ててくれます。
お店の名は「姉崎商店」。
ただ屋号を見ただけでは、何のお店か全然分かりやしませんね(笑)
スーパーハウスの簡易版といいますか、畳2畳分くらいのスペースの掘っ立て小屋で、おばちゃんが一人黙々と作業をしている様は、兼業農家が営む野菜直売所のような、何とも言えない風情を醸し出しています。
あ~、ようやく今日も一日が終わったか…。
何か家で簡単につまめるモノでも買って帰るとするかな。
お、この時間(6時過ぎ)ならば、姉崎商店さんが営業しているな。ちょっと寄って行ってみるとするか…。
というわけで、車の進路を変えて、向かったのは「姉崎商店」である。
店先に準備された他の店舗との共同駐車場に車を停めて、さっそくカウンターへと向かう。
カウンターには、今時珍しい「わら半紙」の注文用紙が置かれてあり、傍らに置かれた鉛筆で自分が欲しい焼き鳥の種類と本数、合計金額を書いてから、ガラス窓の向こうにいるおばちゃんに渡すというシステムになっている(※おばちゃんの労力を省くため、お客が電卓で合計金額を予め書いて渡すのであるが、薄利多売で頑張っているお店なので、金額はわざと間違えたりしないように!)
あとは、おばちゃんが焼き鳥を準備してくれるまで、傍らに転がった椅子に座って待つこととなる(待ち時間は5分ほどであろうか)
春や秋はいいのだが、夏は焼き鳥を焼くガス台が発する熱と屋外の暑さに、また冬は吹きすさぶ寒風がトタンの隙間から入ってきて、凍えるような寒さに耐えながら待つことになるのがネックである(笑)
さて、焼き鳥を受け取り、無事に家に戻ってきた後は、待望の晩酌タイムである♬
冷蔵庫でキンキンに冷やしておいた缶ビールを一本取り出して、ホップの苦味とアツアツの焼き鳥が奏でるハーモニーを楽しむ、まさに至福の時間である。
この日購入したのは、鶏のネギマやつくね、モモ、カワ、豚のサガリなどの約10本である(撮影の前に食べてしまった串があります。ご勘弁を(笑))
一本あたり80~130円といった値段設定で、安くはないがそう高いほどでもない。1000円もあれば、ひとりで食べるには十分すぎる量の焼き鳥が楽しめる。
注文時には「塩」と「タレ」の2種類の味付けを選択することができるのだが、自分の好みは、シンプルな塩味のほう。肉の旨みとビールの相性が抜群なのだ!(^◇^)
焼き鳥を口にほおばり、噛みしめると…
これがたまらない美味しさなのだ!
さらにビールをグイッと一口あおって、肉と一緒に飲み込むと…
となる。
一日の疲れが吹き飛ぶとまではいかないが、それでもだいぶ肩の力が抜けて、気持ちが落ち着くのは確かである。
ありゃ、もう缶ビールがなくなっちゃったかぁ。じゃあ、今度はウイスキーのロックでも飲もうかなぁ…♬
こうして、企業戦士「馬人おぢさん」の平日の夜は更けていくのであった(Fin)
本日の「たまにいくならこんなお店」
姉崎商店
電話番号:023-623-5662
営業時間: 17:00~20:00(定休日:不定休?)
当然のことではあるが、あらかじめ注文内容が決まっているときは、事前に電話連絡をして注文しておくと楽である。おばちゃんが一人で切り盛りしているお店なので、お客が数人並んで注文が立て込んでいそうなときは、その日は残念だが諦めるというのも一つの手である。
ちなみに馬人おぢさんの一番の推しは、塩味の豚さがり(130円)である。さがりの持つ滋味深い肉汁のジューシーさと噛み応えがたまらないのだ!値段はこの店では一番高い部類になるが、選択肢からは外すことは考えられない一串だと思っている(*´ω`*)
サイン執筆者とファンの心を傷つける「サイン転売ヤ―」の粗相を斬る!
(注意!)この「粗相を斬る」!シリーズは、ふた昔前にネット上でオンラインカジノやネット上での商売などに関する記事を書いておられた「代々木健介のギャンブル必勝法実験室」にあった、コラム「粗相を斬る!」のオマージュです。ヨヨケンさんよ、永遠なれ!
ブログの自己紹介の部分で、競馬をこよなく愛する量産型おっさんと書いているように、自分は“三度の飯よりも競馬が好き”な人間を自負している(笑)
そんな自分が最近、悲しみやショックを通り越して、呆れや脱力を感じてしまうようなことがあったので、今回はそのことについて言及してみようと思う。
前回の更新から2カ月近くも間が開いてしまい、拙ブログを楽しみにしていた諸兄方には、復帰早々「粗相を斬る!」シリーズかよ!と驚きや戸惑いを感じる向きもいるかもしれないがどうかご了解いただきたい。
私は競馬が好きで、競走馬とともにレースをする上で欠かせない存在である騎手(ジョッキー)には、基本、憧れと尊敬の念を抱いている(まあ、しょっぱい騎乗をした時には「この下手くそ!」と罵声を飛ばすことも、ままあったりはするのだが…(苦笑))
なので、その騎手たちがファンに対してどういうサインを色紙に書いているのかは非常に気になる事項であったりする。たまーに気が向いた時にはネット上やヤフオク!などのオークションに出回っているサイン色紙をチェックしているくらいだ。
今回、3月の「往年のプレイヤーの勇退と新人デビュー」という競馬界における新陳代謝の時期を迎えたこともあり、何気なくヤフオク!(オークションサイト)で「騎手 サイン」の検索キーワードを入力して、そこに並んだ出品物を眺めていたときに、それは起こった…。
shiotaka1105氏(Yahoo!の個人ID、出品地域:埼玉県三郷市大広戸)という人物が、20数年前に書かれたサイン色紙を出品しているのだが、その中に「大谷文夫」という個人宛てで書かれたものが結構な数あったのだ。
とは言っても個人宛てで書かれたサイン色紙に限らず、サイン本がブックオフなどの古本屋で100円コーナーの棚に並べられて売られているというのはよく見かける光景である。
これだけならば、「(自分宛てでサインを書いてもらったものを平気で売るような)そういう残念な心を持った輩も世の中には、いるんだなぁ…」の感想を持つくらいで終わったのだろうが、今回に限ってはどうしても看過することができなかったのである…(怒)
それが、次の画像にある色紙である(↓)
個人宛てで、しかも「病気に負けるな!」と書かれてあるのである。
あまりに腹立たしいので、これ以上はそのサイン色紙の画像を貼ることはしないが、同様に「病身の大谷氏を励ます」ような文言が書かれたものが、複数枚出品されている。
(自分の目で確認したいという方は、ヤフオク!で「騎手 サイン」のキーワードで検索し、shiotaka1105氏の出品物を探すと容易に見つけることができるだろう。)
当初は出品物の画像に、でかでかと個人名(一般人)の入ったものを使う出品者の神経を図太いなーと、嘲笑半分呆れ半分に思っていた自分だが、さすがにこれはどうなのよ??と思わざるをえなかった。
百歩譲って騎手個人だけのサイン色紙ならば、他の人に譲るのはアリなのかもしれない。
しかし、ここまでガッツリと個人の宛名が入ったサイン色紙はその人のためだけに書かれた一点物であることをしっかりと認識してほしいものである。
そもそも、300~500円という数百円の安い値段でサイン色紙を売っていること自体、サインの書き手に対する冒涜(ぼうとく)であることに、shiotaka1105氏や大谷文夫氏は気が付いているのであろうか?(※気が付いていないからこそ、こういう商売行為をしているのだと思うが(苦笑))
このような商売行為が行われていることがサイン書き手の知るところに及んだら、書き手は相当ショックを受けると思うんですけどね…。
1ヶ月ほどこれらのオークションを観察するに、幸いこのような阿呆からサイン色紙を購入しようという、競馬ファンの風上にも置けないようなド阿呆はいないよう(→そのため、さらに出品価格を下げているらしいが、そこまでしてカネに変えたいものなのかねぇ…?)だが、今後はこのような阿呆が湧かないことをただだた祈るばかりである。
ちなみに、ここからはタラレバ…の話になるのだが。
サイン色紙に書かれた個人「大谷文夫」氏が何者なのかが気になって仕方がなかった自分がGoogleで検索してみたところ…、同姓同名で「東芝エネルギーシステムズの重役」なる人物がいるという検索結果が多数出てきたのだ。
20数年前、当時の中央競馬界を彩ったスタージョッキー(河内洋、藤田伸二、的場均、大西直宏ら)からこれだけのサイン色紙を集めようと思ったら、競馬村関係者以外では、相当な社会的地位(ステータス)を有する馬主などでなければ難しいことを私は知っている。
(相当熱心な競馬ファンであれば、ウイナーズサークルに張り付いて、サインをもらうことは出来たかもしれないが、ここまで個人宛ての文言を書いてもらえるというのは稀有な例だと言わざるをえない。)
あまり考えたくはないのだが、「shiotaka1105氏=大谷文夫氏=東芝エネルギーシステムズ重役」という図式も成り立つわけで…??
…まさかとは思うが、日本を代表する東芝関連会社の重役ともあろうお方が、数百円のはした金のために、セコセコとサイン色紙をヤフオクで出品・販売しているとは考えたくないものである。
(不適切会計で一時は経営が揺らいだ企業だけに、意外と情報リテラシーもない阿呆がこういうことをしている可能性は0とは言えないのかもしれないのが嫌だなぁ(笑))
※くだんのサイン色紙出品のウェブ魚拓(↓)
http://archive.is/bvEzC https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x542596705
http://archive.is/Kz7ty https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h318722291
http://archive.is/klkVu https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d283905018
http://archive.is/y3jpJ https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f269877059
http://archive.is/MrFh1 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m255121032
http://archive.is/1VlbH https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w233719044
http://archive.is/We3M9 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c655904337
http://archive.is/XRpts https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j487849306
http://archive.is/q3VMS https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/304077923
馬人的味(ミ)シュラン・きたなシュラン~②おこめ亭浦山
昨年3月末に書き始めた「馬人的きたなシュラン」シリーズでしたが、なかなか「きたなシュラン」といえるようなお店を探すことができず、記事を一本挙げただけで実質的に「廃止」状態になっておりました…。大変申し訳ございません<(_ _)>
ということで、今後は「馬人的味(ミ)シュラン・きたなシュラン」シリーズと改題し、特にブログ主が利用しているお弁当店や惣菜店などに焦点を当てて、紹介していきたいと考えております。
前置きが少々長くなりましたが、さっそく以下本文となります。
ドゾー( ^^) _旦~~
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…元々は「明治期」創業という大変に歴史あるおこめ屋さん。
「おかずもさることながら、ご飯がすんごく美味しい!」と評判のお弁当屋さんが、ここ山形市八日町に存在する。
それが今回紹介する「おこめ亭浦山」さんである。
時間は陽もとっぷりと暮れた、夜7時の少し前。
↑おこめ亭浦山と同じ通りにある「男山酒造」(営業してます!)
見切れている左側に、立派な入り口があります。
↑おこめ亭浦山と同じ通りにある「あぢやま(味山)醤油」(営業してます!)
(※画像は明るい時間帯を狙って、別の日時に撮影したものです)
店前の通りはその昔「奥州街道」と呼ばれ、山形市街地を走る主要道路だったという。
現在は片道1車線の狭い道路だが、こんな感じで近くには土蔵や明治・大正期に建てられた、昔ながらの商家や個人宅が数軒立ち並ぶ。
人ひとりが歩けるぐらいの幅の歩道はあるものの、街灯は少なく、通りに1軒だけあるコンビニエンスストアやその看板から漏れ出る光が煌々(こうこう)とまぶしく感じるぐらい、夜はものすごく暗い。
ふーん…、こんなところに営業しているお弁当屋さんなんて、あったんだな…。
山形駅前を散策していて、初めてこのお店の前に立ったときの正直な感想である(笑)
だが、一度ここのお弁当を食べて以来、そのご飯の美味しさに魅かれて、自転車で日中の山形駅前を散策する機会があったときはかなりの頻度で、ここのお弁当を買い求めに立ち寄っている。
「どうもこんばんは。お邪魔します~。」
ガラリと店の入口を開けて挨拶すると、女性店員(主人の奥さんだろうか?)から、
「いらっしゃいませ~。今日は何にしましょう?」と声が掛かる。
カウンター上部に貼られたメニュー表と週替わり、月替わり、季節限定のメニューを一通りざっと見たところで、非常に悩ましい選択ではあるが、エイヤッ!と覚悟を決める(笑)
(遅い時間帯になると既に売り切れてしまっている弁当や惣菜が結構あるのだ)
「じゃあ、唐揚げ弁当ひとつと焼肉丼をひとつ、お願いします!」
「はーい、ちょっとお待ちくださいね。すぐ作りますからね」
先にお会計を済ませて、店内の待合スペースにちょこんと座り、後はおとなしく弁当の出来上がりを待つとする。
↑店内の様子。お弁当の種類は若干少なく感じるが、その味はどれも折り紙付き!
さしずめ「少数精鋭」のラインナップといったところだろうか。
…閉店まであと1時間ちょっと。
当然ながらガラスのショーケースの中には、サラダや玉子焼きなどの惣菜類はまばらにしか残っていない。
今日はさすがに来るのが遅かったなぁ…。
食べたかったメニューがないのは仕方がないな。
まぁ次の機会の楽しみに取っておくとするか。
待合スペースに置かれたテレビに写し出される今日の県内ニュースや店内の掲示などをボーっとながめながら、そんなことを思う。
その間も厨房からは、“ジュワジュワ…パチパチ”と爆(は)ぜるような唐揚げを揚げる音と、“カッカッ…ジャージャー”と小気味よく、鍋で焼肉を炒める音が聞こえてくる。
音に遅れること数十秒で、焼肉の醤油ダレが焦げる香ばしい香りが、こちらの待合スペースにもフンワリとこぼれてくる。
ああ、こいつぁ、いい香りだねぇ…。
家に持って帰ってゆっくりと食べる弁当もいいもんなんだけど、作りたてはきっとまた堪らない味わいなんだろうなぁ。
ほどなくして、容器にご飯とおかずを詰め終わったのであろう。
輪ゴムでパチンとお弁当のフタを留める音がカウンターの向こうから聞こえてきた。
お、どうやら出来上がったみたいだな。
「はーい、お待ちどうさまでした。唐揚げ弁当と焼肉丼です。気を付けてお持ち帰りください」
「はいはい、どうもありがとう。じゃあ、お弁当いただいていきます」
外に出ると寒風が容赦なく吹いてきて、身をすくめたくなるが、こんなときほど袋に詰められたお弁当の温もりが何とも心強い(笑)
家に帰ったら大好きな唐揚げ弁当で、今日は缶ビールでも開けようかなぁ~♪
自転車で家までは30分弱の道のりだが、その後、弁当片手にウキウキ気分で舞い戻ったのは言うまでもない(笑)
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さ~て、ディナーを楽しむとしましょうか♪
唐揚げ弁当ちゃん、たいへんお待ちどうさま♪
家に帰って着替えも終わり、缶ビールを開けたことで、もうテンションはおかしなことになっている。
フタを取り除いて、ご開帳となった弁当の唐揚げ5個を眼前にすると、テンションはMAXである!
この唐揚げの何と神々(こうごう)しいことよ!
きつね色にカラリと揚がったその様たるや、もうたまりまへんなぁ~( *´艸`)
傍(かたわ)らに添えられたレモン片をギュッと絞って、果汁を目いっぱい唐揚げにぶちまける。
そして、おもむろに唐揚げの一個を箸でつかみ、パクリと口にほおばる。
サックリとした歯触りの薄い衣に、ジューシーな鶏肉の味わいが口いっぱいに拡がると、今日あった嫌なことが全部吹き飛んでいくような、そんな幸せな気持ちになれるのだから不思議だ。
唐揚げは偉大なり!
思わず叫びたくなるのをグッとこらえて、今度はガバガバとご飯を口にかき込む。
実は地産地消を謳った県内の飲食店や弁当販売店であっても、より価格の安い「はえぬき」が使われる傾向にあるのだが、おこめ亭浦山さんでは贅沢に「つや姫」を使っている。
「つや姫」はご飯が冷めても、そのもっちりとした食感(粘り気)があることが特徴で、ご飯の持つ甘みなども含め、その美味しさは格別である!
このご飯がまた美味しくてたまらないんだよねぇ。
ご飯とおかずがそれぞれお互いを引き立てあって、箸が止まらなくなると言ったらいいのかな…。
付け合わせのひじきの煮物と菜の花のおひたしもこれまたいい塩梅で、この内容・ボリュームで「500円(税込)」というのだから恐れ入る。
あ~、美味かった。
焼肉丼がこれまたタレの良い香りをまき散らしているもんだから、思わず手を出しちゃいそうになるけれど、これは明日の朝飯に食べると決心したんだから、今夜は絶対に食べないようにしないとな…!
唐揚げ弁当と缶ビール一本で十分満たされたはずなのに、今から焼肉丼のことが気になって仕方がない馬人おぢさんなのであった(笑)
本日の「たまにいくならこんなお店」
おこめ亭浦山
電話番号:023-622-6760
営業時間: 10:00~19:00
(定休日:土日祝日、日中のみ予約注文していただくことで対応は可能とのこと)
↑店内の壁に貼られた、読売新聞による特集記事
(記載された営業時間などの情報が古いものなので勘違いされないように!)
新聞(地方版)やテレビなどで露出が多く、お店の存在感は大きい。
おにぎりやおこわ飯、週替わりなどの一部弁当については、早い時間帯から売り切れてしまうため、ブログ主はまだ食べたことのないメニューがあったりします…(焦り)
夜の7時には閉店すること、駐車場が狭く小さい(店横から奥に進むと駐車場になっているのだが2台分しかない?)ことから、残業で帰りが少し遅くなったりすると立ち寄ることが途端に難しくなるという、ブログ主泣かせのお店であったりもします(泣)
(どれも美味しくて飽きない味付けで、素晴らしいんですけどねぇ…)
以下、別の日に食べた弁当、惣菜をご紹介↓
↑焼肉丼(600円(税込))
甘辛ァいタレで炒められたお肉にピーマンと人参、玉ねぎで、ご飯が非常に進む一品。
このお店は「大盛り無料サービス」になっているので、成長期にある若い人ならば絶対に大盛りにするべき!(笑)
↑カキフライ弁当(530円(税込))
季節限定メニューのひとつ。画像には写っていないが、カキフライ用に中濃ソースがついてくる。個人的にはタルタルソースやマヨネーズが苦手で、フライ類はソースで食べたい派なので嬉しいかぎり。ジュワッとカキのエキス(汁)がほとばしる感じだと、もっとポイント高かったかなぁ…。
↑玉子焼き(190円(税込))
唐揚げも好きなのだが、こちらの玉子焼きも甲乙つけがたい美味しさ♪
砂糖ではなく、おそらくはみりんで淡くもしっかりと甘みをつけた一品は、食べた者に幸福感を与えてくれる。個人的には、ショーケースに残っていたら迷いなく注文する、魔性の惣菜である(笑)