至福の米沢ラーメン~つるつるかめや(山形県山形市)
先週、1泊3日の強行日程で東京遠征したダメージが、なかなか身体から抜け切らない…。
歳も考えずに、無茶したからかなぁ…。
疲れの影響なのか、何となく胃と腸の調子も良くないような気がするし。
こんな日は、あの店に行くかな…。
身体に疲れが溜まったり、「風邪」や「夏バテ」で胃腸の調子が悪いとき、自分には決まって通うお店がある。
それが、今回紹介するラーメン屋「つるつるかめや」さんである。
ここのラーメンは、山形市内で食べられる、数少ない正統派の「米沢ラーメン」(※)である。
※米沢ラーメンとは…
細打ち縮れ麺とあっさりとした醤油味のスープが特徴。出汁は野菜や鶏ガラ、煮干しなどを使う店が多い。
(米沢ラーメンのwikipediaより抜粋)
土日休日に、店の駐車場に停められた車のナンバーを見ると、庄内や宮城、仙台など、県内外から多くのお客がやってくるのが分かる「つるつるかめや」。
(その一方で、平日は逆にこちらが心配になるぐらい、思いっきり客が少なかったりするから、客商売とは分からないものである。)
…店の扉を開けると、“チリンチリン”とかわいい鈴の音が響き渡り、店の人に客が来店したことを伝えてくれる。
「いらっしゃいませ~。こちらの券売機で食券をお買い求めください~」
こちらが券売機で食券を購入している間に、おかみさんがおしぼりとコップを、テーブルにテキパキと置いていく。
「じゃあ、これ、お願いします」と食券を渡すと、
「ありがとうございます~。おしぼりとコップ置いておきましたので、あちらのお席にどうぞ~」と、流れるような動作でキビキビと席を案内してくれる。
着席するまでに、店員がモタモタとしてストレスを感じる店がたまにあったりするが、この店に関してはいつ来てもそんなことがない。
この点で気疲れがしないのは、疲れた身体と頭には非常にありがたかったりする。
で、席に座って待つこと、数分…。
待望のメンマ中華そば(税込850円)とチャーシュー丼(ごはん)(税込250円)(→すみません、後から提供されたチャーシュー丼だけ、撮り忘れました)の登場である。
おかみさんの「お待たせしました~。どうぞ~」という声にうながされ、さっそく実食である!
動物由来の脂があまり浮いておらず、鶏の出汁が利いた、澄み切ったスープは、じんわりと胃腸にしみこんでいく感じがして、とても消化によさそうである。
スープは化学調味料が一切使われていないので、最初の一口目は非常に味が薄く感じるが、一口一口、麺とスープを食べ進めていくうちに、そのボンヤリとしていた出汁の美味しさが、次第にハッキリとしたものに変わっていく。
丼の表面を半分ずつ覆った、太メンマと4枚のチャーシュー、それと細打ち縮れ麺を交互にほおばり、咀(そ)しゃくしていくと、もうこの味の虜(とりこ)である。
額から流れる汗もおかまいなしに、どんどん食べ進んでいく。
チャーシュー丼は、レンゲですくったスープを丼がヒタヒタになるまでたっぷりとかけて、お茶漬け風にしてサラサラといただくのが、自分流の〆である。
気がつけば、あれだけたっぷりと丼に張られたスープも、全部飲み干してしまっているから不思議である。
最後に冷水をあおって、おしぼりで額の汗をぬぐう。
ラーメンが提供されてから、ここまでで約15分。
「ふぅ。食った食った。満ち足りた~。ごちそうさま!」
店を出た私の足取りは、もう打って変わってすっかり軽いものになっているのだった。(体重が重いのは、変わらないんだがな!ふはははは!(泣))
本日の「たまにいくならこんなお店」
つるつるかめや
住所:山形県山形市成沢西5-4-28(山形成沢ショッピングセンターそば)
電話番号:023-688-9988
営業時間:11:00~15:00 17:00~19:30 (定休日:木曜日)
平日は、客の入り具合によって、早仕舞いすることあり。
夜の部で確実に食べたい場合は、19時よりも前の来店を推奨。
もし、のれんが片付けられていたら、運が悪かったと思って素直に諦めましょう(笑)
※店の軒先と裏手に駐車スペース(5台)あり。
個室(座敷席、4人~8人可)もあり。
身体に疲れが溜まったり、「風邪」や「夏バテ」で胃腸の調子が悪いとき、こってり・ガッツリ系のラーメンに食傷気味のときに、当店を利用されることをぜひおススメする。