Dr.馬人の地サイダー探訪シリーズ~④いちごのサイダーとちおとめ(販売:株式会社横倉本店)
唐突だが、私は趣味の一環として「日本地サイダー学会」の東北地方支部で、日本各地の地サイダーに関するデータ収集と品評を行っている。
名は、仮に「Dr.馬人(ドクトルうまびと)」とでもしておこう。
このシリーズ記事では、日本各地でひっそりと生産・流通している地サイダーにスポットを当てて、その魅力や美味しさなどを世にじわじわと広めることを目的としている。
さて、今宵もさっそく「地サイダー」の世界に、貴方(貴女)をいざなおうではないか。
第4回目に取り上げる地サイダーは、こちらである。
いちごのサイダーとちおとめ(販売:株式会社横倉本店)
購入日時:2018年4月X日
購入場所:「道の駅しもつけ」直売所
総評:
まず一口、口に含むべくグラスに顔を近づけて感じたのが、いちごの甘~い香りである。
ラベルには、果汁10%未満と書いてあるが、いちご果汁由来のものと思われる、スッキリとした爽やかな気分になれる香りが漂い、味にも期待を抱かせる。
口に含むと、取れたてのいちごの爽やかな甘みを感じる。
同シリーズで前回取り上げた、ぶどうサイダーよりもシンプルな味わいで、こちらの方がサイダーらしく、子どもさんでも喜んで飲める飲み口になっている。
「清々しく爽やかな朝のいちご畑のようなスカッとした味わい」とラベルにあるが、例えば、起き抜けのまだ眠気が残っているときに飲むと、スッキリと目が覚め、元気が出てきそうである。
いちご果汁の甘みと香りが利いた、美味しい地サイダーであった。
味 ☆☆☆ いちご果汁由来の甘みが、シンプルながらも良い!
香り ☆☆☆★ いちご果汁由来と思われる、スッキリとした爽やかな香りがグッド!
インパクト ☆☆★ 色は赤色。インパクトはやや弱いかも
地サイダーらしさ ☆☆☆★ 栃木特産のとちおとめ果汁を使っているのは好ましい
(注)
- 「味」、「香り」、「インパクト」、「地サイダーらしさ」の各項目は5段階評価で点数付け。
- 評価の数字は大きいほど高評価で、☆1つで1ポイント、★1つで0.5ポイントである。
- なお、味の評価に公正を期すために、冷蔵庫で最低10時間以上、キンキンに冷やした状態のものを飲むこととする。
王道 ←*☆***→キワモノ
いちごのシンプルな味わいながらも、美味しい地サイダーでこの評価になった。
日の出がだんだん早くなるこれからの時期、朝の眠気が残っているときに飲むと目が覚め、元気が出そうである。
今回購入時の値段は税込210円だったので、地サイダーとして楽しむには十分見合うだけの価値があるだろう。なかなかの逸品であった。