「飯塚オートレース ミッドナイト開催」の粗相を斬る!
今年2018年に入ってから、飯塚オートレースのミッドナイト開催が何度となく不成立・中止となっており、ミッドナイトオートレースのネット観戦者(ファン)の不評を買っている。
ちなみに今年に開催不成立・中止になった日は以下のとおり。(昼間開催の分は除く)
2018年2月10日:飯塚オート初日が濃霧のため、第3・5レースが不成立、第4・6レースが中止。
2月11日:飯塚オート2日目が降雪のため、第3レースが不成立、第4~6レースが中止。
2月12日:飯塚オート3日目が悪天候のため、開催中止。
2018年4月19日:飯塚オート初日が照明機材不具合のため、第1レースが不成立、第2レースが中止。
2018年5月13日:飯塚オート初日が鳥(シロツバメ)の群れ飛来(コース内に侵入)のため、第3レースが不成立、第4レース以降が中止。
今年2月のレース不成立や中止に関しては、2月の飯塚市の気候を全く考慮していないんじゃないかと言われても仕方がない、連日の開催中止であった。
おそらくだが、ファンだけでなく、出場予定だった選手たちからも「この時期にわざわざミッドナイト開催しなくてもいいのでは?」という意見が多く相次いだのではないかと思っている。
いくら温暖なイメージがある九州地方とは言っても、常識的に考えれば、日本海側に位置する福岡県は2月になれば、それなりに気温も下がるし、雪だって降ることぐらい想像ができるであろう。
この2月の開催中止は、冬の自然による脅威をあまりに舐めた結果と言える。
さすがに、これを教訓にして、飯塚での冬場(1月~2月)のミッドナイト開催は、来年以降、実施されることがないと信じたいものである。
そして、4月には照明機器の不具合による人為的なミス(?)で、シリーズ初日の第1・2レースという序盤の大事なところで、ファンの投票意欲を削ぐようなトラブルが起きている。
これもよほど突発的な事故であるならば、仕方がないのかもしれない。
だが、照明機器の耐用時間を考慮したりとか、事前の動作チェックなどがしっかりと行われていたのか、トラブル続きの飯塚オートだと、どうも怪しいというか、信用できないというのが、個人的で正直な感想である(爆)
極めつけは、今回の5月、鳥の群れの飛来による開催中止である。
実は飯塚オートでは、過去にも鳥の群れがコース内に侵入し、安全で公正な競走ができないという今回のケースと全く同様の理由で、開催中止になったことがある。
真夜中に屋外で明るい照明を点ければ、そこに多数の虫が寄ってくるわけだが、その虫をエサとする鳥が場内やコースに侵入してくるという図式だ。
ミッドナイトオートレースでは、周囲環境への騒音を考慮して、昼間開催とは違い、「消音マフラー」を使用していることも大きく影響している。
マフラーから発生する爆音に驚いて、通常であれば鳥は寄ってくることがないのだが、消音マフラーではその効果がないのだ。
↑画像は「鷹狩り」のイメージです
この鳥の飛来問題を解決するには、過去に効果を上げているという、鳥の天敵である「鷹」を空中に放って追い払う(いわゆる鷹匠の助けを借りる)手段が一番だと思われるが、長期的には何かしらの抜本的な解決策を考える必要があるだろう。
そもそもミッドナイト開催といえば、「無観客」にすることで、場内・場外の警備や交通整理員、販売窓口などの人員を削減し、実施経費を抑えることで利益を上げているわけだが、これだけ開催不成立・中止になっているとすると、出場予定選手への補償などで、全然利益など出ていないのではないか?と考えるのが妥当だろう。
度重なる開催中止に伴い、一番損をしているのは、もちろん主催者の「飯塚市」になるのだが、わざわざ飯塚まで遠征してきた選手たちやせっかくのレースを楽しみにしているファンもいるということを考えて、主催者(飯塚市)には一層の運営努力をお願いしたい。
皆がストレスを感じることなくミッドナイトのレースに参加できるように、主催者(飯塚市)にはもう少し知恵を絞ってほしいと願う今日この頃である。
いっそのこと、野球のドーム型球場や競輪のドーム型競技場(ヤマダグリーンドーム前橋、小倉競輪場)のように、「完全屋内式」にできれば一発で解決するんですがねぇ(改修費用の問題で無理なんだろうけど…)
注意!
本記事は、ふた昔前にネット上でオンラインカジノやネット上での商売などに関する記事を書いておられた「代々木健介のギャンブル必勝法実験室」にあった、コラム「粗相を斬る!」のオマージュです。ヨヨケンさんよ、永遠なれ!