閑話休題ならぬ「甘味(かんみ)休題」(←誤用です)~鈴木だんご屋(山形県山形市)
時間は平日の15時を少し回ったところである。
午後の仕事を休み、銀行での用事を済ませ、その足でかかりつけの病院へと向かう。
病院での診察を午後一番で終えて、前回の血液検査の結果に安ど感を覚えたところで
小腹が減ってきたのだった。
前回の血液検査の結果では、尿酸値は正常の範囲内に戻ったという話だったし、
今日ぐらいは少し贅沢をしても誰も怒らないだろう…
どことなく言い訳じみた、自分へのご褒美の理由を振りかざして、車で向かった先は、若宮にある「鈴木だんご店」である。
(さて、今日はどんなだんごがありますかねぇ…)
と心の中でつぶやきながら、店の中へ足を運び入れる。
厨房にいた女将さんとおぼしき女性が、こちらに気が付き、店先に出てきて、
「今日は何にいたしましょう?」と笑顔で問いかけてくれる。
馬「うーん、いつも店に来て注文票の紙を見てから、悩むんだよねぇ。
どれも美味しいと分かってるものだから、今日はどれを選ぶかってね。
もう少し時間をください」
女将「じゃあ、注文票が書きあがったら、呼んでくださいね~」
馬「わかりました~。すみません~」
女将にはああは言ったものの、何を注文するかは、だいたいは心の中では決めてあるのだ。
(…まずは、「ずんだ(枝豆あん)」と「黒ごま」の二つは外せないだろう。
これに、餡子(あんこ)のだんごをセレクトするのが王道なんだが、問題は「普通の餡子」にするか、「焼き餡子」にするかなんだよなぁ。
上品な甘さの普通の餡子もいいんだが、遠火で香ばしく焼き上げられた「焼き餡子」がまた魅力的なんだよなぁ。 ただ、普通の餡子よりも10円高いのが、ネックといえばネックだ。
あとはしょうゆか、ゆず味噌のどちらを選ぶかだなぁ…)
結局、ずんだと黒ごま、普通の餡子、ゆず味噌を二本ずつ、注文するのであった。
…その後、家に戻ってからの記憶というのは、あまり残っていない。
ただ、手元に残された串の残骸(ざんがい)を見るに、一心不乱にだんごを食べ続けていたことは間違いない事実のようだ。
気を取り直して、冷蔵庫から取り出したペットボトルの麦茶をゴクゴクと飲み干し、「ふぅ」と一服する。
さて、甘いもので気分転換もできたし、またブログの記事でも書きますかねぇっと。
ノートパソコンを立ち上げ、ブログの執筆に取りかかるのであった。
本日の「たまにいくならこんなお店」
鈴木だんご店
電話番号:023-679-3988
営業時間: 9:30~19:00 (定休日:水曜日)
4月の春先になると、季節限定で販売する「桜あん」のだんごも、食べると華やいだ気分になれる美味しい一品である。
なお、この手のだんご屋には珍しく、会計レジの横には、イートインの空間がある。
こちらで出来立てのだんごを食するのもまた一興であろう。