日々是精進by馬人おぢさん

アラフォー、競馬をこよなく愛する量産型おっさんの日記です

コレハ何ノ定食デスカ?~台湾料理 紅四季 山形店(山形県山形市)

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ああ、腹が減ったなぁ…。

 

今週まで疲れを引きずっていたのと、前日に夜更かししていたのもあって、せっかくの休日だったが、ほぼ一日を寝て過ごしてしまった。

朝、昼と何も食わずに、ただひたすら横になって、寝ていたからなぁ。

 

買い置きの食品は平日のうちに食べきってしまったし、やはり外に買い物にいくか、食べに行かない限りは何も食べられそうにない。


よし…!ならば、今夜はあの店に中華料理でも食べに行きますか。


青椒肉絲(チンジャオロースー)に、麻婆豆腐(マーボードウフ)、ニラレバ炒め、何がいいかなぁ。

 

ということで、夕食時を少し回った20時すぎに車へ飛び乗り、桜田西を目指す。

今回紹介するのは「台湾料理 紅四季(コシキ)山形店」さんである。


駐車場に車を停めて店に入ると、既に酒が入っているらしき、「ガハハ」と大声で笑う
親父たちのグループがやたらと騒がしい。

 

本棚から「はじめの一歩」を取り出し、空いているテーブル席に腰掛ける。

 

ちょうど会計を済ませて店を出ていこうとしていたグループがいて、接客・給仕担当のおばちゃん店員がテンパりかけている様子がうかがえる。

 


(…こうなると、あのおばちゃん店員はなかなか注文を取りに来てくれないんだよなぁ…。
 まぁ、気長に漫画でも読みながら、声を掛けるタイミングを計りますかねぇ…)

 

おばちゃん店員が、会計を終えて出て行ったグループのテーブルの後片付けで、バックヤードへ戻ってきたスキを狙って、笑顔で声をかける。

 

馬「すみません、注文いいですかぁ?」

店員「ハイ、オマタセ。チュウモン、ナニスル?」

馬「じゃあ、ニラレバ定食をください」

店員「オーケー。(厨房に向かって)尼拉雷巴套餐,一套!(「ニラレバ定食、一丁!」とたぶん言ってるっぽい)」


料理が出来上がってくるまでは、およそ7~8分といったところであろうか。


その時間は、コップの冷水を飲みつつ、「はじめの一歩」の単行本をマターリと読みながら待つ。

その間、厨房からは「タンタンタンタン」と包丁で何かをリズムよく切り刻む音や、「ジュジュジュワー」と何かを炒める音が聞こえてくる。

おそらくは、注文したニラレバ炒めを作っているのであろう。

 


…しばらくして、おばちゃん店員が、料理の乗ったお盆を持って、こちらへやってきた。

 

店員「ハイ、オマタセ。『ニラレバテショク』ネ」

馬「どうもありがとう」

 

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ウヒョー、来た来た、来ましたよ!

 

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それでは、いただきます!

 

まずは、手前にある前菜の皿に箸を伸ばす。

 

ミニ春巻きと思っていた揚げ物は、意外にも「カレー餡」が入ったものであった。
ピリッとした辛味があって、付け合わせのゴマドレッシングがかかったキャベツの千切りとマッチしている。これは(・∀・)イイ!!組み合わせだねぇ。


次は、レバニラ炒めだ。

火が通りつつも、シャキシャキとした歯ごたえを残したモヤシとニンジンに、醤の利いた調味ダレがからんで美味しい。


モニモニッと歯ごたえのあるレバーも新鮮なのか、嫌な臭みというものがまったくなく、純粋にレバーの旨みだけを楽しむことができて美味い!


油淋鶏は、鶏肉が一枚まるっと贅沢に使われており、甘酢っぱい醤油だれがしみていて、これもいい味を醸し出している。

正直、油淋鶏だけでも定食のメインを張ることができるぐらい、ボリュームがある。

 

これらの料理と一緒に、こんもりと盛られた茶わんのご飯を口の中へかき込むと、何ともいえない幸せな気持ちが込み上げてくる。

 

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(今日のニラレバ炒めは、いつになくレバーが多い気がするなぁ。いつもは半分ぐらい食べ進めると、レバーがあと数切れしか残っていなかったりするんだけど。

まぁ、嬉しい誤算ということで、ありがたくいただきましょう)

 

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ガツガツと、油淋鶏とニラレバ炒め、ご飯を交互に食らっていくうちに、あっという間にお盆に乗せられた皿は、どれもカラッポになっていくのであった。

 

最後に、かき玉スープをすすり、デザートのかわいい杏仁豆腐に手を伸ばす。

 

杏仁豆腐は4、5口も口に運べば食べきってしまうぐらいの量なのだが、このさりげない甘味があると、やはり嬉しいものである。

 

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いやー、今夜も食ったなぁ。ごちそうさまでした!

 

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食べ終わって、ふと周りを見渡すと、もう誰もテーブル席には残っていない。

 

時間は21時近く。まだ閉店までは時間はあるものの、もう今夜はお客は来そうにない空気が漂い始める…。


(何だか、漫画の続きを読む雰囲気でもなくなってしまったなぁ…。このまま、俺も帰るとするかな。)


よし、もう行こう! 自分も席を立った。

 

馬「ごちそうさまでした。お会計をお願いします」

店員「ハーイ、ニラレバテショク980エンネ。アリガトゴザマシタ~」

馬「ありがとね~、ごちそうさん


おばちゃん店員のカタコトのニホンゴに送られながら、私はお店を後にするのであった。

 

 

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本日の「たまにいくならこんなお店」

 

 

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台湾料理 紅四季(コシキ)山形店

住所:山形県山形市桜田西2-7-8

電話番号:023-664-1687

営業時間: 11:00~15:00 17:00~23:00(定休日:年中無休)

 

本物の台湾人、中国人?が経営しているらしく、接客・給仕担当のおばちゃん店員は、客とは片言の日本語でやり取りしているものの、厨房の料理人や中国人客とは中国語で会話している。

 

今から5年ほど前に、県内の至る所(東根市新庄市河北町など)に「紅四季」とか「四季紅」という名の台湾料理屋が雨後のタケノコのように出店したことがあったが、軌道に乗って、その後も経営を続けているのは、ここぐらいのような気がする。

 

過去に、この場所に出店している飲食店はそれほど経営が長続きしていなかった(大抵は1~2年のうちに閉店・廃業している)のだが、この紅四季に関しては珍しく例外のようである。

 

味はそこそこで、盛り(量)が多く、注文から提供までが早く、出来立てを食わせてくれる上に、値段も比較的安いという、客のニーズに上手く応えている結果なのだろう。

 

市街地中心部からは少々離れているが、駐輪場や駐車場を見ていると、近所に住む大学生やガテン系の職人さん、サラリーマンが頻繁に通っているようである。

 

意外にも店内は綺麗であり、清掃も行き届いているというのがポイント高い。

 

ガッツリと炒め物系の定食を食べたいときなど、何だかんだで自分も月一回は通っていたりする(笑)