日々是精進by馬人おぢさん

アラフォー、競馬をこよなく愛する量産型おっさんの日記です

千歳山を望む山あいの食堂で、鶏唐揚げ定食~あたご食堂(山形県山形市)

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ああ、ようやく今日も一日が終わったか…。

 

夕方にかかりつけ医へ行き、血液検査の所見といつものご指導を受け、薬の処方箋を受け取る。

 

さて、「カロリーを抑えた食事をしろ」と医者にはきつく言われたところだけど、今日はもう腹が思い切り減ってるんだよなぁ。

 

どこで夕食を食べたものか…。

頭の中の飲食店データベースを検索して、今の気分、予算に合いそうなお店を探していく。

 

…やがて、1軒の食堂の存在を思い出した。


それが今回紹介する、「あたご食堂」さんである。

山形県庁のそばで、千歳山を間近に望む、ちょっと奥まった山あいで営業しているお店である。

 

こんな奥まったところで営業していて、お客が来るのだろうかと心配したくなる立地だが、意外にも県内・県外にもファンは多いようである。

若い女性やサラリーマンのグループ、近所に住んでいると思われる爺さん婆さんなど、色々な年代のお客がひっきりなしにお店にやってくる。

 

 

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さて、夕方とはいえ、まだ陽は高く空が明るい18時頃に、お店の前へとやってきた。
入り口にしっかりとのれんは掛かっているし、中は電気が点いているようだ。

 

意を決して、引き戸を開けて、店内へと足を踏み入れる。
先客は1組で、若い女性のグループが談笑を交(まじ)えながら、食事を楽しんでいる。


この店の名物は、大ぶりの唐揚げがゴロゴロと皿に盛られた「鶏唐揚げ定食(税込850円)」である。

 

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壁のメニューを一通りざっと見て、冷やし中華などのメニューにも一瞬心を奪われそうになるが、ここは初志貫徹で「鶏唐揚げ定食」を食べることにしよう…。

 

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厨房に繋がるカウンターまで歩み出て、女性店員に「すみません、鶏唐揚げ定食をください」と伝えると、「はーい! 鶏唐揚げ定食、一丁~!」と威勢の良い返事が返ってくる。

 

あとは、セルフサービスなので給水器からコップに冷水を注いで、テーブル席に腰かける。


(それにしても、電気が点いているはずなのに、ここの店内は薄暗いよなぁ…。

 外がまだ明るいから、節電でわざと光量を落としているんだろうか。

 まぁ、普段家でも余計な電灯は点けないようにしているから、このぐらいの暗さは慣れているんだけどさ…)

 

そんなことを思いながら、店内のテレビで映し出される大阪北部地震の様子をぼんやりと見ながら、定食が出てくるのを待つ。

 

待つ間も、サラリーマンのグループや中年カップルなどがひっきりなしにやってきては、鶏唐揚げ定食などを注文していく光景が展開していく…。

 


その後、待つこと10分といったところであろうか。

店のご主人とおぼしき男性店員がお盆を持って、こちらへやってきた。

「お待たせしました、鶏唐揚げ定食になります」

 

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ウヒョー、来た来た、来ましたよ!

 

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いつものことながら、大ぶりの唐揚げが皿に7個ほど盛られた、このボリューム感がたまらないねぇ(*´ω`*)

 

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では、さっそくいただきます!

まずは、この鶏唐揚げからだ。


(うん…、これはうめぇなぁ! 揚げたてなんだけど、口に入れると火傷しそうなぐらいアツアツというわけでもない。
 ちょうどいい揚げ具合だ。これは、二度揚げで仕上げているのかなぁ…。

 唐揚げは、どことなく片栗粉で衣をつけた竜田揚げっぽくもあり…。調味液に漬け込んであったのか、下味がしっかりとついていて、何もつけなくともこれはどんどん箸が進むぞぉ)

 

ここに、万全を期して、大盛りのご飯をガバガバと口の中に放り込んで咀しゃくすると、もう堪(こた)えられない味わいだ。


付け合わせのキャベツの千切りには、レタスと短冊切りのロースハムが添えてあって、いい箸休めになっている。

 

ワカメと豆腐、しめじの味噌汁もいい味だ。ワカメが口の中で抵抗なく、サァッと溶けていくのもイイ!

 

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茄子の古漬けも、ほどよい漬かり具合で、身が締まり、キュッキュッという歯ごたえが心地よい。

 

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ご飯と鶏唐揚げのコンビネーションはいつでも最高だよなぁと思いながら、バクバク、ムシャムシャと食べ進めていく。


あれだけ山盛りになっていた唐揚げも、気がつけば最後の1個になっている。

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最後の唐揚げと一口大のご飯をパクリとほおばり、その美味しさを噛みしめていくうちに、美味しい食事タイムはあっという間に終わっていくのであった。

 

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いやはや、ごちそうさまでした。

 

…コップに残ったお冷やを飲み干して、一息ついたところで、自分は席を立った。

 

(ああ、んめかったなぁ。腹が減っていたこともあるけど、やっぱり揚げたての唐揚げをガッツリと食わせてくれるのが嬉しいねぇ。これで、少し気分も晴れやかになったかなぁ)

 

会計を済ませて店を出ると、山あいらしく、涼しくて気持ちの良い風が流れてくる。

お腹いっぱいで満たされた気持ちと相まって、ちょっぴり幸せを感じながら、店を後にするのであった。

 

 

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本日の「たまにいくならこんなお店」

 

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あたご食堂

住所:山形県山形市松波4-8-1

電話番号:023-622-6363

営業時間:11:00~15:00  17:00~20:00

      (定休日:木曜日)


山形市内で「唐揚げ」を食べたいと思ったときに、この店を挙げる人が多いほど、ファンが多いあたご食堂。

 

来客の実に8割が「鶏唐揚げ定食」を注文しているというのも、まんざらではなさそうだ。(他のそば類とかラーメン、冷やし中華もなかなか美味しいらしい)

 

ちょっと奥まったところにあるため、交差点や曲がり角の見通しが良くなかったりするので、車で来訪の際は特に注意されたし。

 

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唐揚げ4個前後の「ミニ唐揚げ定食」もあるので、大食いに自信がない方でも安心して、唐揚げ定食を楽しもう!(^◇^)