日々是精進by馬人おぢさん

アラフォー、競馬をこよなく愛する量産型おっさんの日記です

馬人的味(ミ)シュラン・きたなシュラン~②おこめ亭浦山

 昨年3月末に書き始めた「馬人的きたなシュラン」シリーズでしたが、なかなか「きたなシュラン」といえるようなお店を探すことができず、記事を一本挙げただけで実質的に「廃止」状態になっておりました…。大変申し訳ございません<(_ _)>

 

dreamonturf.hateblo.jp

 

ということで、今後は「馬人的味(ミ)シュラン・きたなシュラン」シリーズと改題し、特にブログ主が利用しているお弁当店惣菜店などに焦点を当てて、紹介していきたいと考えております。

前置きが少々長くなりましたが、さっそく以下本文となります。

ドゾー( ^^) _旦~~

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…元々は「明治期」創業という大変に歴史あるおこめ屋さん。


「おかずもさることながら、ご飯がすんごく美味しい!」と評判のお弁当屋さんが、ここ山形市八日町に存在する。

 

それが今回紹介する「おこめ亭浦山」さんである。


時間は陽もとっぷりと暮れた、夜7時の少し前。

 

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↑おこめ亭浦山と同じ通りにある「男山酒造」(営業してます!)

  見切れている左側に、立派な入り口があります。

 

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↑おこめ亭浦山と同じ通りにある「あぢやま(味山)醤油」(営業してます!)

(※画像は明るい時間帯を狙って、別の日時に撮影したものです)

 

店前の通りはその昔「奥州街道」と呼ばれ、山形市街地を走る主要道路だったという。

現在は片道1車線の狭い道路だが、こんな感じで近くには土蔵や明治・大正期に建てられた、昔ながらの商家や個人宅が数軒立ち並ぶ。 

人ひとりが歩けるぐらいの幅の歩道はあるものの、街灯は少なく、通りに1軒だけあるコンビニエンスストアやその看板から漏れ出る光が煌々(こうこう)とまぶしく感じるぐらい、夜はものすごく暗い。

 

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ふーん…、こんなところに営業しているお弁当屋さんなんて、あったんだな…。

 

山形駅前を散策していて、初めてこのお店の前に立ったときの正直な感想である(笑)

 

だが、一度ここのお弁当を食べて以来、そのご飯の美味しさに魅かれて、自転車で日中の山形駅前を散策する機会があったときはかなりの頻度で、ここのお弁当を買い求めに立ち寄っている。

 


「どうもこんばんは。お邪魔します~。」

ガラリと店の入口を開けて挨拶すると、女性店員(主人の奥さんだろうか?)から、

「いらっしゃいませ~。今日は何にしましょう?」と声が掛かる。

 

カウンター上部に貼られたメニュー表と週替わり月替わり季節限定のメニューを一通りざっと見たところで、非常に悩ましい選択ではあるが、エイヤッ!と覚悟を決める(笑)

(遅い時間帯になると既に売り切れてしまっている弁当や惣菜が結構あるのだ)

 

「じゃあ、唐揚げ弁当ひとつと焼肉丼をひとつ、お願いします!」

「はーい、ちょっとお待ちくださいね。すぐ作りますからね」

 

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先にお会計を済ませて、店内の待合スペースにちょこんと座り、後はおとなしく弁当の出来上がりを待つとする。

 

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↑店内の様子。お弁当の種類は若干少なく感じるが、その味はどれも折り紙付き!

さしずめ「少数精鋭」のラインナップといったところだろうか。


…閉店まであと1時間ちょっと。
当然ながらガラスのショーケースの中には、サラダや玉子焼きなどの惣菜類はまばらにしか残っていない。


今日はさすがに来るのが遅かったなぁ…。

食べたかったメニューがないのは仕方がないな。

まぁ次の機会の楽しみに取っておくとするか。

 

待合スペースに置かれたテレビに写し出される今日の県内ニュースや店内の掲示などをボーっとながめながら、そんなことを思う。

 

その間も厨房からは、“ジュワジュワ…パチパチ”と爆(は)ぜるような唐揚げを揚げる音と、“カッカッ…ジャージャー”と小気味よく、鍋で焼肉を炒める音が聞こえてくる。

 

音に遅れること数十秒で、焼肉の醤油ダレが焦げる香ばしい香りが、こちらの待合スペースにもフンワリとこぼれてくる。

 

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ああ、こいつぁ、いい香りだねぇ…。
家に持って帰ってゆっくりと食べる弁当もいいもんなんだけど、作りたてはきっとまた堪らない味わいなんだろうなぁ。


ほどなくして、容器にご飯とおかずを詰め終わったのであろう。

輪ゴムでパチンとお弁当のフタを留める音がカウンターの向こうから聞こえてきた。

 

お、どうやら出来上がったみたいだな。


「はーい、お待ちどうさまでした。唐揚げ弁当と焼肉丼です。気を付けてお持ち帰りください」

「はいはい、どうもありがとう。じゃあ、お弁当いただいていきます」

 

外に出ると寒風が容赦なく吹いてきて、身をすくめたくなるが、こんなときほど袋に詰められたお弁当の温もりが何とも心強い(笑)

 

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家に帰ったら大好きな唐揚げ弁当で、今日は缶ビールでも開けようかなぁ~♪

自転車で家までは30分弱の道のりだが、その後、弁当片手にウキウキ気分で舞い戻ったのは言うまでもない(笑)

 

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さ~て、ディナーを楽しむとしましょうか♪
唐揚げ弁当ちゃん、たいへんお待ちどうさま♪

 

家に帰って着替えも終わり、缶ビールを開けたことで、もうテンションはおかしなことになっている。

 

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フタを取り除いて、ご開帳となった弁当の唐揚げ5個を眼前にすると、テンションはMAXである!

 

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この唐揚げの何と神々(こうごう)しいことよ!
きつね色にカラリと揚がったその様たるや、もうたまりまへんなぁ~( *´艸`)

 

傍(かたわ)らに添えられたレモン片をギュッと絞って、果汁を目いっぱい唐揚げにぶちまける。

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そして、おもむろに唐揚げの一個を箸でつかみ、パクリと口にほおばる。

 

サックリとした歯触りの薄い衣に、ジューシーな鶏肉の味わいが口いっぱいに拡がると、今日あった嫌なことが全部吹き飛んでいくような、そんな幸せな気持ちになれるのだから不思議だ。

 

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唐揚げは偉大なり!

思わず叫びたくなるのをグッとこらえて、今度はガバガバとご飯を口にかき込む。

 

実は地産地消を謳った県内の飲食店や弁当販売店であっても、より価格の安い「はえぬき」が使われる傾向にあるのだが、おこめ亭浦山さんでは贅沢に「つや姫」を使っている。

 

つや姫」はご飯が冷めても、そのもっちりとした食感(粘り気)があることが特徴で、ご飯の持つ甘みなども含め、その美味しさは格別である!

 

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このご飯がまた美味しくてたまらないんだよねぇ。

ご飯とおかずがそれぞれお互いを引き立てあって、箸が止まらなくなると言ったらいいのかな…。

 

付け合わせのひじきの煮物と菜の花のおひたしもこれまたいい塩梅で、この内容・ボリュームで「500円(税込)」というのだから恐れ入る。

 

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あ~、美味かった。

焼肉丼がこれまたタレの良い香りをまき散らしているもんだから、思わず手を出しちゃいそうになるけれど、これは明日の朝飯に食べると決心したんだから、今夜は絶対に食べないようにしないとな…!

 

唐揚げ弁当と缶ビール一本で十分満たされたはずなのに、今から焼肉丼のことが気になって仕方がない馬人おぢさんなのであった(笑)

 

 

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本日の「たまにいくならこんなお店」 

 

 

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おこめ亭浦山

住所:山形県山形市八日町2-1-22

電話番号:023-622-6760

営業時間: 10:00~19:00

  (定休日:土日祝日、日中のみ予約注文していただくことで対応は可能とのこと)

 

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↑店内の壁に貼られた、読売新聞による特集記事

(記載された営業時間などの情報が古いものなので勘違いされないように!)

新聞(地方版)やテレビなどで露出が多く、お店の存在感は大きい。

 

おにぎりやおこわ飯、週替わりなどの一部弁当については、早い時間帯から売り切れてしまうため、ブログ主はまだ食べたことのないメニューがあったりします…(焦り)

 

夜の7時には閉店すること、駐車場が狭く小さい(店横から奥に進むと駐車場になっているのだが2台分しかない?)ことから、残業で帰りが少し遅くなったりすると立ち寄ることが途端に難しくなるという、ブログ主泣かせのお店であったりもします(泣)

(どれも美味しくて飽きない味付けで、素晴らしいんですけどねぇ…)

 

以下、別の日に食べた弁当、惣菜をご紹介↓

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↑焼肉丼(600円(税込))

 甘辛ァいタレで炒められたお肉にピーマンと人参、玉ねぎで、ご飯が非常に進む一品。

 このお店は「大盛り無料サービス」になっているので、成長期にある若い人ならば絶対に大盛りにするべき!(笑)

 

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↑カキフライ弁当(530円(税込))

 季節限定メニューのひとつ。画像には写っていないが、カキフライ用に中濃ソースがついてくる。個人的にはタルタルソースやマヨネーズが苦手で、フライ類はソースで食べたい派なので嬉しいかぎり。ジュワッとカキのエキス(汁)がほとばしる感じだと、もっとポイント高かったかなぁ…。

 

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↑玉子焼き(190円(税込))

 唐揚げも好きなのだが、こちらの玉子焼きも甲乙つけがたい美味しさ♪

 砂糖ではなく、おそらくはみりんで淡くもしっかりと甘みをつけた一品は、食べた者に幸福感を与えてくれる。個人的には、ショーケースに残っていたら迷いなく注文する、魔性の惣菜である(笑)