サイン執筆者とファンの心を傷つける「サイン転売ヤ―」の粗相を斬る!
(注意!)この「粗相を斬る」!シリーズは、ふた昔前にネット上でオンラインカジノやネット上での商売などに関する記事を書いておられた「代々木健介のギャンブル必勝法実験室」にあった、コラム「粗相を斬る!」のオマージュです。ヨヨケンさんよ、永遠なれ!
ブログの自己紹介の部分で、競馬をこよなく愛する量産型おっさんと書いているように、自分は“三度の飯よりも競馬が好き”な人間を自負している(笑)
そんな自分が最近、悲しみやショックを通り越して、呆れや脱力を感じてしまうようなことがあったので、今回はそのことについて言及してみようと思う。
前回の更新から2カ月近くも間が開いてしまい、拙ブログを楽しみにしていた諸兄方には、復帰早々「粗相を斬る!」シリーズかよ!と驚きや戸惑いを感じる向きもいるかもしれないがどうかご了解いただきたい。
私は競馬が好きで、競走馬とともにレースをする上で欠かせない存在である騎手(ジョッキー)には、基本、憧れと尊敬の念を抱いている(まあ、しょっぱい騎乗をした時には「この下手くそ!」と罵声を飛ばすことも、ままあったりはするのだが…(苦笑))
なので、その騎手たちがファンに対してどういうサインを色紙に書いているのかは非常に気になる事項であったりする。たまーに気が向いた時にはネット上やヤフオク!などのオークションに出回っているサイン色紙をチェックしているくらいだ。
今回、3月の「往年のプレイヤーの勇退と新人デビュー」という競馬界における新陳代謝の時期を迎えたこともあり、何気なくヤフオク!(オークションサイト)で「騎手 サイン」の検索キーワードを入力して、そこに並んだ出品物を眺めていたときに、それは起こった…。
shiotaka1105氏(Yahoo!の個人ID、出品地域:埼玉県三郷市大広戸)という人物が、20数年前に書かれたサイン色紙を出品しているのだが、その中に「大谷文夫」という個人宛てで書かれたものが結構な数あったのだ。
とは言っても個人宛てで書かれたサイン色紙に限らず、サイン本がブックオフなどの古本屋で100円コーナーの棚に並べられて売られているというのはよく見かける光景である。
これだけならば、「(自分宛てでサインを書いてもらったものを平気で売るような)そういう残念な心を持った輩も世の中には、いるんだなぁ…」の感想を持つくらいで終わったのだろうが、今回に限ってはどうしても看過することができなかったのである…(怒)
それが、次の画像にある色紙である(↓)
個人宛てで、しかも「病気に負けるな!」と書かれてあるのである。
あまりに腹立たしいので、これ以上はそのサイン色紙の画像を貼ることはしないが、同様に「病身の大谷氏を励ます」ような文言が書かれたものが、複数枚出品されている。
(自分の目で確認したいという方は、ヤフオク!で「騎手 サイン」のキーワードで検索し、shiotaka1105氏の出品物を探すと容易に見つけることができるだろう。)
当初は出品物の画像に、でかでかと個人名(一般人)の入ったものを使う出品者の神経を図太いなーと、嘲笑半分呆れ半分に思っていた自分だが、さすがにこれはどうなのよ??と思わざるをえなかった。
百歩譲って騎手個人だけのサイン色紙ならば、他の人に譲るのはアリなのかもしれない。
しかし、ここまでガッツリと個人の宛名が入ったサイン色紙はその人のためだけに書かれた一点物であることをしっかりと認識してほしいものである。
そもそも、300~500円という数百円の安い値段でサイン色紙を売っていること自体、サインの書き手に対する冒涜(ぼうとく)であることに、shiotaka1105氏や大谷文夫氏は気が付いているのであろうか?(※気が付いていないからこそ、こういう商売行為をしているのだと思うが(苦笑))
このような商売行為が行われていることがサイン書き手の知るところに及んだら、書き手は相当ショックを受けると思うんですけどね…。
1ヶ月ほどこれらのオークションを観察するに、幸いこのような阿呆からサイン色紙を購入しようという、競馬ファンの風上にも置けないようなド阿呆はいないよう(→そのため、さらに出品価格を下げているらしいが、そこまでしてカネに変えたいものなのかねぇ…?)だが、今後はこのような阿呆が湧かないことをただだた祈るばかりである。
ちなみに、ここからはタラレバ…の話になるのだが。
サイン色紙に書かれた個人「大谷文夫」氏が何者なのかが気になって仕方がなかった自分がGoogleで検索してみたところ…、同姓同名で「東芝エネルギーシステムズの重役」なる人物がいるという検索結果が多数出てきたのだ。
20数年前、当時の中央競馬界を彩ったスタージョッキー(河内洋、藤田伸二、的場均、大西直宏ら)からこれだけのサイン色紙を集めようと思ったら、競馬村関係者以外では、相当な社会的地位(ステータス)を有する馬主などでなければ難しいことを私は知っている。
(相当熱心な競馬ファンであれば、ウイナーズサークルに張り付いて、サインをもらうことは出来たかもしれないが、ここまで個人宛ての文言を書いてもらえるというのは稀有な例だと言わざるをえない。)
あまり考えたくはないのだが、「shiotaka1105氏=大谷文夫氏=東芝エネルギーシステムズ重役」という図式も成り立つわけで…??
…まさかとは思うが、日本を代表する東芝関連会社の重役ともあろうお方が、数百円のはした金のために、セコセコとサイン色紙をヤフオクで出品・販売しているとは考えたくないものである。
(不適切会計で一時は経営が揺らいだ企業だけに、意外と情報リテラシーもない阿呆がこういうことをしている可能性は0とは言えないのかもしれないのが嫌だなぁ(笑))
※くだんのサイン色紙出品のウェブ魚拓(↓)
http://archive.is/bvEzC https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x542596705
http://archive.is/Kz7ty https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h318722291
http://archive.is/klkVu https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d283905018
http://archive.is/y3jpJ https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f269877059
http://archive.is/MrFh1 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m255121032
http://archive.is/1VlbH https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/w233719044
http://archive.is/We3M9 https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c655904337
http://archive.is/XRpts https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/j487849306
http://archive.is/q3VMS https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/304077923