熟練のおばちゃんが焼く、庶民派持ち帰りやきとりの専門店~姉崎商店(山形県山形市)
あ~、何だか身体がだるくって、仕方がないや…。
そういえばブログの更新、しばらくやってなかったけど…。まぁ、いっか。
あのブログが、そう多くの人に見られてるとは思わないし、楽しみにしている人なんてほとんどいないだろうしな…。
とか言っているうちに、気が付けば時代は「平成」から「令和」へ。
年越しの感覚というよりは、2000年を迎えたときのような「ミレニアム」の感覚に近かったような気がします(ちなみに、元号が変わった瞬間、自分は大阪難波近くのカプセルホテルの自室(寝るスペース)で、マターリとテレビを観ておりました(笑))
また少しだけ、ブログを書く余裕といいましょうか、元気を取り戻した感覚がありますので、つらつらと記事を書いて、ここに上げてみようと思います。
さて、今回取り上げるのは、いつの季節も夕方になると街の片隅で黙々と一人のおばちゃんが焼き鳥を焼いているお店です。
夕方5時以降に店先に行くと、煌々(こうこう)と赤ちょうちんが灯(とも)り、アツアツの焼き鳥とビールで一杯飲りたい!という、おぢさんの気持ちを否が応でも掻き立ててくれます。
お店の名は「姉崎商店」。
ただ屋号を見ただけでは、何のお店か全然分かりやしませんね(笑)
スーパーハウスの簡易版といいますか、畳2畳分くらいのスペースの掘っ立て小屋で、おばちゃんが一人黙々と作業をしている様は、兼業農家が営む野菜直売所のような、何とも言えない風情を醸し出しています。
あ~、ようやく今日も一日が終わったか…。
何か家で簡単につまめるモノでも買って帰るとするかな。
お、この時間(6時過ぎ)ならば、姉崎商店さんが営業しているな。ちょっと寄って行ってみるとするか…。
というわけで、車の進路を変えて、向かったのは「姉崎商店」である。
店先に準備された他の店舗との共同駐車場に車を停めて、さっそくカウンターへと向かう。
カウンターには、今時珍しい「わら半紙」の注文用紙が置かれてあり、傍らに置かれた鉛筆で自分が欲しい焼き鳥の種類と本数、合計金額を書いてから、ガラス窓の向こうにいるおばちゃんに渡すというシステムになっている(※おばちゃんの労力を省くため、お客が電卓で合計金額を予め書いて渡すのであるが、薄利多売で頑張っているお店なので、金額はわざと間違えたりしないように!)
あとは、おばちゃんが焼き鳥を準備してくれるまで、傍らに転がった椅子に座って待つこととなる(待ち時間は5分ほどであろうか)
春や秋はいいのだが、夏は焼き鳥を焼くガス台が発する熱と屋外の暑さに、また冬は吹きすさぶ寒風がトタンの隙間から入ってきて、凍えるような寒さに耐えながら待つことになるのがネックである(笑)
さて、焼き鳥を受け取り、無事に家に戻ってきた後は、待望の晩酌タイムである♬
冷蔵庫でキンキンに冷やしておいた缶ビールを一本取り出して、ホップの苦味とアツアツの焼き鳥が奏でるハーモニーを楽しむ、まさに至福の時間である。
この日購入したのは、鶏のネギマやつくね、モモ、カワ、豚のサガリなどの約10本である(撮影の前に食べてしまった串があります。ご勘弁を(笑))
一本あたり80~130円といった値段設定で、安くはないがそう高いほどでもない。1000円もあれば、ひとりで食べるには十分すぎる量の焼き鳥が楽しめる。
注文時には「塩」と「タレ」の2種類の味付けを選択することができるのだが、自分の好みは、シンプルな塩味のほう。肉の旨みとビールの相性が抜群なのだ!(^◇^)
焼き鳥を口にほおばり、噛みしめると…
これがたまらない美味しさなのだ!
さらにビールをグイッと一口あおって、肉と一緒に飲み込むと…
となる。
一日の疲れが吹き飛ぶとまではいかないが、それでもだいぶ肩の力が抜けて、気持ちが落ち着くのは確かである。
ありゃ、もう缶ビールがなくなっちゃったかぁ。じゃあ、今度はウイスキーのロックでも飲もうかなぁ…♬
こうして、企業戦士「馬人おぢさん」の平日の夜は更けていくのであった(Fin)
本日の「たまにいくならこんなお店」
姉崎商店
電話番号:023-623-5662
営業時間: 17:00~20:00(定休日:不定休?)
当然のことではあるが、あらかじめ注文内容が決まっているときは、事前に電話連絡をして注文しておくと楽である。おばちゃんが一人で切り盛りしているお店なので、お客が数人並んで注文が立て込んでいそうなときは、その日は残念だが諦めるというのも一つの手である。
ちなみに馬人おぢさんの一番の推しは、塩味の豚さがり(130円)である。さがりの持つ滋味深い肉汁のジューシーさと噛み応えがたまらないのだ!値段はこの店では一番高い部類になるが、選択肢からは外すことは考えられない一串だと思っている(*´ω`*)