馬人的「仙台の甘味おみやげ御三家」~こだま(仙台市若林区)
東京商工リサーチでは、業歴30年以上の企業を「老舗企業」と定義付けしているそうである。
そこで、自分がガキの時分であった30年前―、1980年代の“仙台土産”にどんなものがあったかを、ちょっと思い出してみることにした。
次に、「品質は語る…」がフレーズの「白松がモナカ本舗」の「白松がモナカ・白松がヨーカン」。
最後に、「こだま」の「餅入りどらやき」。
いずれも、ある程度日持ちする「和菓子」という結果になった。
驚くことに、これらの商品は主な仙台土産として、2018年の今現在でも、確固たる地位を築いていることに気がつく。
ということで、馬人的「仙台の甘味おみやげ御三家」に敬意を表して、今回は「こだま」さんを取り上げる。
参考:「こだま」のどらやき
1980年代は、まだまだ今のように生どらやき(※)が、世を席巻していなかったこともあり、アラフォー以上の仙台っ子には、今でもこだまといえば「どらやき」、どらやきといえば「こだま」という認識で、おおむね共感を得られるのではないかなーと思っている。
※「生どら焼き」とは…
いわゆる“生クリーム”を使ったどらやきのことである。コンビニで見かける一般的な生どらやきは、つぶあんにホイップクリームの組合せであるが、一部でフルーツを使ったものも見られる。
1987年に、宮城県利府町の菓子店「カトーマロニエ」が製品化したのが最初といわれている。
その後、塩釜市にある「菓匠榮太楼」も生産を開始し、1990年代に入ると「生どらやき」を仙台土産として広く世に知らしめた。
なお、「榮太楼」の生どらやきは、現在では塩釜まで行かずとも、仙台駅や仙台空港、東北自動車道の主要なSA・PA、ネットのオンラインショップほかで購入することが可能である。
参考:
カトーマロニエ
菓匠榮太楼
↑左から、くるみあん、小倉あん、ずんだあん(1個171円(税抜))
さて、さっそく、実物をいただいてみよう。
北海道十勝地方産の小豆を二日かけて煮込んだという餡子とおもちの組合せが、あいかわらずグッドである!
昔と変わらない餡子の味わいは、甘さがベタッと重苦しいことがなく、ほどよい風味である。
また、ずんだ餡はずんだのほのかな甘みが利いていて、くるみ餡はくるみの香ばしさが薫る餡がたまらなく美味しい。
筆者は、あっという間に3種類(3個)を食べてしまったが、ここのどらやきは飽きることなく、いくらでも胃の中にスッと入ってしまいそうである(笑)
思いがけず、2日続けての甘味(和菓子)の紹介記事になってしまったが、決して筆者はストレスでイライラしているわけではない(?)ことを付け加えて、〆とさせていただこう(笑)
今週もあと1日! お茶でもしながら甘いものでも食べて、お互い頑張りましょう!( ^^) _旦~~
本日の「たまにいくならこんなお店」
こだま 古城店
電話番号:022-285-5533
営業時間:8:30~17:30 (定休日:火曜日、年末年始・祝日などは除く)
※本店(若林区鶴代町)の他、比較的営業時間が長い(夜20:30まで営業)、tekuteながまち店(太白区長町)やエスパル仙台店(仙台駅隣接のショッピングビル内)などがある。
仙台土産として、あなたも、ぜひおひとついかがだろうか?