日々是精進by馬人おぢさん

アラフォー、競馬をこよなく愛する量産型おっさんの日記です

クラシック音楽をたしなみながら、贅沢な午後のひとときを〜カフェレストランアランフェス(山形県山形市)

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馬人おぢさんにとって、「茶店」は日々の生活と切っても切り離せない存在である。

 

食事をしたり、事務作業をしたり、このブログ記事を書いてみたり、中途半端な時間をうまく調整したり、街中を歩き疲れた身体を労ったり、スポーツ紙を読みながら競馬予想をしたり…。その時々によって、使用目的や滞在時間は様々である(笑)

 

今から20年ほど昔、学生時代の半分を神田神保町界隈で過ごした身である。

大学周辺にある喫茶店には時間と懐事情が許すかぎり通ったものだ。(特に「さぼうる」さんで音楽を聴きながらコーヒーを飲んで過ごす時間は、今思えば贅沢な時間だったなぁと思う)

 

さて、久々にクラシカルというか、「まだこういう古風な純喫茶風のお店が令和の時代になっても残っていたのか!」と思うようなお店を発見したので、拙ブログで紹介させていただこうと思う。

 

それが山形市上町にある、カフェレストラン「アランフェス」さんである。

 

1月も半ばに入り、正月や成人の日といった、おめでたい気分も覚め、年度末に向けた準備などがそろそろ始まる時期である。

 

つかの間の土日休みー、身体は疲れが残っているものの、いつまでも家にこもっているのもつまらないので、馬人おぢさんは軽くメシを食べるつもりで外に出た。

普段なかなか走ることのない道を行けば、何か新しい発見でもないかな〜などと思いながら…。

 

よくよく注意しながら周囲を見渡すと、意外なトコロに思わぬ発見があるものである。

 

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えてして、今回紹介するお店に行き着いたのであった。

 

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以前、競馬仲間のT氏と一緒に訪れた福島のジャズ喫茶(ミンガス@福島市大町)にも、どデカい音響機器(スピーカー)のセットやピアノが置かれていたけど、ここもなかなか立派なものだなぁ…。

 

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ちょっとしたピアノリサイタルや独演会ならば十分出来そうなぐらい広い店内だ…。

 

呆気にとられているところに、店のマスターである長谷部仁氏が注文を取りにやってくる。

 

後で見つけたお店のホームページには開店して約30年になることが書かれてあったが、お見受けしたところ、ここのマスターもなかなかのご高齢だ。

(さすがに現役最高齢バーテンダー(御年94歳!)の井山計一氏ほどではないと思うが…)

 

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にも関わらず、潑剌(はつらつ)とした会話のやりとりやサイフォンでコーヒーを淹れる所作は実に堂々としたもので、年季は感じるものの、歳は感じさせない。

いやぁ、人間、歳を取るときはこうありたいものですねぇ…。

 

マスターのオススメである、ショコラズコットとオリジナルコーヒーのケーキセットを注文し、カウンター向こうの厨房内で、マスターがコポコポと音を立てるサイフォンでホットコーヒーを淹れる様を見ながら待つこと、5〜6分…。

 

 

マスター「…はい、お待ちどうさまでした。ショコラズコットとコーヒーのセットです」

馬「どうもありがとうございます😊」

 

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↑注文したショコラズコットコーヒーのセット(850円(税込))

 

まずは砂糖もミルクも入れずに、ブラックのままでホットコーヒーをいただく。

香り高く、コーヒー豆の酸味と苦味のバランスが良い、オトナの味が口中に広がっていく。

 

ショコラズコットは土台となる底の方がザクザクとした食感が楽しめるチョコクランチ状になっていて、このやや強いチョコの甘味がブラックコーヒーの味を見事に引き立てている。

 

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馬「うーん、実に美味しいナァ。BGMで流れているクラシック音楽も爽やかで、午後の薄日が指す窓際をこれまた心地良いものにしてくれているし。これは贅沢な時間を過ごせるなぁ…」

 

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店内の壁には、額入りの絵画がいくつも飾られ、山形市内で近日中に開催される山形交響楽団山形大学地域教育文化研究科主催のコンサートや演奏会のポスターが貼られていて、地元密着型の営業を地道に続けておられる様子が窺い知れる。

 

凛(りん)とした空気が流れつつも、温かみの溢れた店内の居心地の良さに、グァテマラのホットコーヒー(500円(税込))のおかわりをお願いし、事務作業や新聞、本の読書についつい精が出て、1時間半ほどをゆるゆると過ごす馬人おぢさんなのであった…(Fin)

 

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本日の「たまにいくならこんなお店」 

 

 

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カフェレストラン「アランフェス」

住所:山形県山形市上町4-14-8

電話番号:023-643-7722

営業時間: 9:30~21:00

http://aranjuezcafe.com/ 

 

よくぞ今まで残っていてくれました!と思わず言いたくなってしまうほど、ノスタルジックに溢れた「純喫茶」の雰囲気をそこかしこで感じることが出来るお店である。

 

今回はほかの場所で先に食事を済ませてしまっていたこともあり、ピラフやスパゲッティなどの軽食をオーダーすることが出来なかったが、こちらのメニューも手作り感、温かみを感じる一品であるという(次回訪問時にぜひ試してみたいと思います!)

 

なお、店裏に駐車場(約5台分)は完備されているものの、1000ccクラスのコンパクトカーでも道幅がかなり狭く感じたので、軽自動車・コンパクトカー以外は店先に駐車させていただくほうが無難かなと思います。