日々是精進by馬人おぢさん

アラフォー、競馬をこよなく愛する量産型おっさんの日記です

寒風吹きすさぶ中でいただく、ホカホカの大福まんぢう〜渋谷食品店(山形県山形市)

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…おー、寒む。(Yシャツ一枚だけでは、そりゃ寒いわな…)

 

スチーム暖房が効いた暖かい事務所から外に出てきて、あまりの北風の冷たさに、思わず肩をすくめる馬人おぢさん。

 

 

…時間は午後3時すぎである。

小腹が空いて、何か軽くお腹に入れたい気分だけど、さて何を食うかなぁ…?

 

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コンビニの肉まんはいつの間にか1個150円も出さないと食べられないくらい高くなってしまったから、そう何個も食えないしなぁ…ハァ…。

 

あれでもない…、これでもない…と、頭の中でお店の情報を巡らせながら、街中を彷徨(さまよ)い歩く途中で、ふと、ある一軒のお店の存在を思い出した。

 

それが、今回紹介する七日町シネマ通りにある渋谷食品店さんである。

 

以前、何かのタウン情報誌で「渋谷食品店という店名は知らなくとも、秋〜冬のおやつにこの店の名物『大福まんぢう』をどこかで食べたことはあるという市民は非常に多い」という記事を見た記憶があるが、実は自分もそのクチである(笑)

 

大福まんぢう」という福々しい名前お店の場所だけはしっかり覚えているものの、肝心の店名は忘れてしまっているのだ。

 

dreamonturf.hateblo.jp

 だが、両国屋のたこ焼きと並ぶくらい、寒い時期になると無性に食べたくなる、山形市民にとってのソウルフードの一つだと個人的に勝手に思っている(笑)

 

 

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さて…と、お店についたぞ。

看板も出ているし、軒先に暖簾がかかってるから、どうやら営業しているみたいだな。よしよし。

 

馬「こんにちはー!大福まんぢう、くださーい!」

今日の分の仕込みは終わったのか、店の奥でひっそりと休憩、待機していたご主人の姿を見つけ、声を掛ける。

 

ご主人「はいはい、お待たせしました。今日は何個差し上げましょう?」

 

今すぐ食べる分と家に帰ってからゆっくりいただく分とで、都合4個もあれば十分だけど、4個は数のキリが悪いなぁ…。いっそ、5個もらっちゃおうかな!(笑)(←この間の思考、およそ0.04秒)

 

馬「じゃあ、5個くださいな!5個だから、540円と」

ご主人「では、商品とお釣りです」

馬「どうも、ありがとう!」

 

受け取った紙袋に包まれた、大福まんぢうから漏れ出る、ほんのりとした温もりがたまらなく心強く、嬉しい!

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さっそく車に戻り、包みをほどき、まんぢうとの去年の秋以来のご対面である。(※大福まんぢうは、毎年、初夏〜秋までの間は暑くて売れない(需要がない)ということで販売が一時休止となるのだ!)

 

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↑今では見かける機会がメッキリと少なくなった、経木(きょうぎ)の包装材が、この店ではまだ現役である。大福まんぢう1個108円(税込)なり。

 

自分がガキだった30年以上前、精肉など生鮮食料品の包装はプラスチックトレイやビニール袋ではなく、この経木だったんだよなぁ…。今では崎陽軒シウマイ弁当で見るぐらいになっちゃったけどな。

 

そんなノスタルジーな思いに浸(ひた)りながら、さっそくまんぢうの1個を手に取る。

 

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まんぢうを半分にちぎり、その半分をパクリとほおばる。

 

太宰府天満宮の沿道で売られている梅ヶ枝餅のような、弾力に富んだ半生な部分と堅くしっかりと焼けた部分の小麦の薄皮の対比が実に美味しくてたまらない。

 

また、一見ゴテゴテとかなり甘そうに見える田舎あん(つぶあん)。

 

おそらく、まんぢうの8〜9割の重量を占めているはずなのに、甘味のしつこさやくどさというものは全く感じられず、寧ろ、サラッとこしあんのような軽い風味を醸し出している。

 

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ああ、久々に食べたけど、これはいいなぁ。

ここにちょっと渋い緑茶でもあると、なおいいんだけどなぁ…(笑)

 

自宅に戻らないと、渋い緑茶は淹れられないから、残りのまんぢうは今は我慢して取っておかないとな…。

 

あぁ…、でももう1個ぐらい、あたたかいうちに食べてしまいたい気持ちもあるし、これは悩ましいなぁ…(苦笑)

 

己れの食い意地に苦笑しながら、自宅に向けて車を走らせる馬人おぢさんなのであった(Fin)

 

(追記)結局、我慢しきれずに運転する車中で二個のまんぢうを食べてしまった模様(笑)

  

 

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本日の「たまにいくならこんなお店」

 

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有限会社 渋谷食品店

住所:山形県山形市七日町2-7-22(シネマ通り沿い、山形銀行本店そば)

電話番号:023-622-6638

営業時間: 10:30頃?~18:00頃(定休日:日曜)

 

八百屋さんに併設された、まんぢう屋さんである。

(夏の間はソフトクリームなどを販売している模様)

筆者にとっては、秋~冬の間、市役所や山形銀行本店に所用があって訪れた際、ほぼ確実に寄る場所である(笑)

 

庶民的なお値段なので、茶菓子などの余所行きの手土産に購入する人も結構多いのだとか。

 

…近年の異常気象、温暖化で秋~冬が短くなってしまうと、ここで大福まんぢうを購入する機会もそれだけ減ってしまうのかなぁ…と少々未来が心配だったりします。

また、そのうち買いに行かないとなぁ…(笑)