日々是精進by馬人おぢさん

アラフォー、競馬をこよなく愛する量産型おっさんの日記です

市民ご用達のたこ焼き~両国屋(山形県山形市)、あじまん(山形県天童市)

以前、別の記事で、市民ご用達のケーキ、シュークリーム~欧風洋菓子ローリエさんを取り上げたことがあったが(ブログ開設以来、そこそこアクセス数が多くて人気のテーマだったこともあり)、今回はその対象を「たこ焼き」としてみた。

 

夏場の暑い間はさすがに暑苦しくて、「たこ焼き」を食べる機会が少なかったもんで、テーマにすること自体、思いつかなかったのでねぇ(笑)

 

dreamonturf.hateblo.jp


全国的に名前が知れているたこ焼き屋といえば、おそらくは「築地銀だこ」さんか「たこ家 道頓堀くくる」さん辺りになるだろう。

 

もちろん、イオンショッピングモールに行けば、ここ山形市であっても「築地銀だこ」さんのたこ焼きは購入が可能である。

 

だが、山形市民がおやつや手土産によく買うお店ということで、今回は南原町と七日町の大沼デパートに店舗を構える「両国屋フーズ」さんをまずは取り上げてみようと思う。

 

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↑旗艦店的存在の「寿町店」。平日の15時以降~夕方にもなると、学校帰りとおぼしき親子連れや中高生などの姿がよく見られる。理由は分からんけど、小腹が空いたときの「たこ焼き」って美味しいんだよなぁ(笑)

 

ここ両国屋さんも“昭和”の色を強く残す、昔ながらの雰囲気がプンプンと漂うお店である。

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↑ガラス越しに、パートのおばちゃんが熟練の技で、次々と鉄板の型に生地を流し込んでいく姿などを見ることができる。秋から春にかけては外気温が低いからまだ我慢できそうだが、夏場は熱気で厨房での調理は大変だろうなぁと思わされる。

 

縁日や花火大会の屋台でつまむような、ソースを使ったちょっとジャンクな食べ物(たこ焼き、焼きそば、フライドポテト、ソフトクリーム)が、いつでも手軽な価格で食べられる常設店舗とでも言ったらいいだろうか。

(昔はこういう食べ物を、個人経営とおぼしき、夫婦で営業する小さい商店が学校のそばとかで売ってたような記憶があるんですけどねぇ…)

 

かくいう自分はというと、金曜日の夜とかにフラリと立ち寄って、たこ焼きと焼きそばを晩酌の肴、アテとして購入することがほとんどだったりします(笑)

不思議とたまーに、「たこ焼き」が食べたくなる日ってのがあるんですよねぇ…。

 

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この日、給料も無事支給されて、この1ヶ月頑張った自分に何かご褒美でも…などと考えていた自分は、たまたま両国屋(寿町店)さんの前を通りかかった。

 

 

そういや、ここしばらく「たこ焼き」も食べていなかったっけなぁ。

たまにはたこ焼きでもつまみながら、缶ビールで一杯飲るとするか…っ!

 

ということで、駐車場に空きがあるのを確認して、いそいそと両国屋の店内へ。

 

メニューには「しおタコ」「ねぎタコ」「ピリマヨ」「マヨタコ」など、色々な味のたこ焼きが載っているが、余計な味はいらないと思っている派の人間なので、選ぶのはいつもスタンダードな「たこ焼き(オリジナルソース付き)」一択である。

  

「すみません、たこ焼きを3箱ください」

「はい、たこ焼きを3箱ですね。焼き上がりまで少々お時間を頂戴いたしますので、どうぞ座ってお待ちください。どうもありがとうございますー!」

 

財布の中から、前回のたこ焼き購入時にもらった「50円割引券」をゴソゴソと取り出しながら会計を済ませる(半年に1回くらい財布の中身を整理していて、この割引券の存在を意外と忘れていて、有効期限内に使い損ねたりするのが悔しかったりするんだよなぁ…(苦笑))

 

たこ焼きの出来上がりを待つまで、イスに腰掛けて他愛もないことを考えながら、何となくボンヤリとした時間を過ごすのがすごく贅沢で幸せな時間である。

 

 

…今夜はたこ焼きをつまみながら何の本を読もうかな。

あ、そういえば今夜は飯塚のミッドナイトオートレースもあるんだったっけな。

ジャパンネットバンクの銀行口座に入金しておかないとなぁ…

 

「はーい!お待たせしました。こちら、たこ焼き3箱ですねー。」

「うん、どうもありがとう」

 

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アツアツの熱気をはらんだたこ焼き3箱の入ったビニール袋を片手に、私は店を後にするのであった。

 

 

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↑家に帰って早々、さっそく開封された両国屋の「たこ焼き(8個入)」(380円(税込))

1個1個はやや小ぶりながらも、モチモチ・ミッチリと中身が詰まっていて、1箱食べるとそれなりに食べ応えがある。関西風のたこ焼きとは違い、小麦粉の味が強く団子っぽいのが山形風なのだろうか。タコそのものは「1粒」というか「1欠片(かけら)」というか、他のたこ焼き屋の物と比べると小さい気がするが、そこはご愛嬌だろう(笑)オリジナルソースがちょっとピリ辛で個人的には好きな味である!

 

なお、今回は食べていないが、一番人気という「マヨタコ」は、マヨネーズが入ったことでこってり、かつまろやかな味わいになっていて、冷めても美味しい一品ですよ。

 

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さて、先述した両国屋フーズの本部は、実は山形市のお隣、天童市にある。

そして、天童市にはもう一つ、その会社本部を置く「あじま」という東日本ローカルな大判焼きの老舗チェーンがあったりもする。

 

スーパーマーケットやホームセンターの一角にスーパーハウスがあって、そこで秋~春までの約半年だけ期間限定で、大判焼き通称「あじまん」)とたこ焼き通称「たこポン」)とパック詰めのあんこの3種類だけを販売しているというお店である。

 

山形県内だと、スーパーマーケット(ヤマザワ、おーばん、マックスバリュ、郷野目ストア、Aコープ)、ホームセンター(コメリ、サンデー、ダイユーエイト)に行くと、ほぼ必ずといっていいほど見かける存在でもある。

 

午後の店先を覗いていると、主婦や爺さん・婆さんが買物ついでに、茶飲みのおともや孫へのおやつなどに大判焼きをよく買っていく光景を目にする。

 

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大判焼きあじまん)(あんこ、カスタードクリーム)は1個105円(税込)で、地元テレビ番組とのタイアップ企画などにより、季節限定や期間限定のオリジナル味(抹茶ほか)のあじまんが販売されることもある。

 真ん中のつなぎ目をみて、あんこかカスタードクリームかのどちらかを確認する。何も考えずにかぶりつくと、アツアツのカスタードクリームがつなぎ目からデロンと手にこぼれ出し、熱い思いをすることがあるので注意したい。ι(´Д`υ)アツィー

 

 

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たこ焼きたこポン)は5個入が250円10個入が500円(いずれも税込

キャベツがふんだんに使われているのが特徴。削り節がかけられていることもあって、関西風お好み焼きっぽい感じもする。タコは大ぶりなものがしっかりと入っていて、10個も食べると昼食にはちょうど良いぐらいお腹いっぱいになることも(笑)

個人的にたこ焼きを食べるならば、味と価格のバランスからは「たこポン>両国屋>築地銀だこ」という順位をつけるだろうか。

 

こちらの粉物も山形市民には顔なじみの食べ物であり、秋~春にかけて、こたつの中でお茶と一緒にゆっくりとおやつとしていただくのがよく似合う。季節の風物詩と言えるだろう。

 

子どものこづかいでも買えるぐらいに安いので、個人的には小腹が空いた外回りの時とかに温かいお茶と一緒に食べることが多いですねー(笑)

 

 

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本日の「たまにいくならこんなお店」

 

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両国屋フーズ寿町店(たこやきハウス)

住所:山形県山形市南原町2-8-1

電話番号:023-624-0364

営業時間:9:00~21:00 (定休日:年中無休)

ホームページ:

www5.plala.or.jp


お店のホームページによれば、昭和61年にマヨタコを発売~などとあるので、おそらくは40年以上営業を続けている山形市内では古参の軽食店である。

 

市内の高校や大学が、文化祭開催時にパンフレットや小冊子を作成する際に市内の企業へ広告スポンサーを募っているが、その協賛企業の広告を見ていると、ここ両国屋フーズ(たこやきハウス)の名前も必ず載っているぐらい、市民には小さい頃から馴染み深い存在のようである。

 

ちなみに、たこやきは原材料(たこ、小麦粉)価格高騰のあおりを受けて、2014年4月に一箱330円に、2018年11月に一箱380円に値上がりしているという。薄利多売の商売で経営環境は厳しいかと思うが、こづかいの小銭を握りしめて、たこ焼きを買いに来る子どもたち(特に中高生)の胃袋を満たし続ける、街の軽食屋として今後も頑張ってほしい。

 

 

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あじまん(コメリ上山店敷地内)

住所:山形県上山市千石字梅ノ木770

営業時間:10:00~18:00 (定休日:年中無休)

※東北地方6県のほか、新潟県、北関東(茨城、群馬、栃木)、関東(千葉、東京、埼玉)の東日本に約300店舗を展開とのこと(平成31年1月現在)

 

ホームページ:

ajiman.co.jp

 

ホームページを見るかぎり、こちら「あじまん」さんは昭和40年創業ということで、両国屋フーズさんよりも年長の老舗企業ということになる。

 

長らく「山形ローカルの大判焼き」として営業していたが、平成に入ってから、ジワジワと隣県(秋田、新潟、宮城、福島)に根を張るように進出し、平成31年現在では東北地方(+新潟県)及び北関東(茨城、群馬、栃木)や関東(千葉、東京、埼玉)にネットワークを張る一大ローカルチェーン(約300店舗!)として君臨している。

 

もしかすると、このブログ読者の中にも「あじまん」「たこポン」を知っているよー!という方もおられるかもしれませんね。

 

なお、「あじまん」の名前の由来は、『味自慢』の商品にしたいという意図があったからだそうですよ。間違っても「あ○まん(放送禁止的用語)」とか言ったりしないように!(笑)