ふんわりスポンジと生クリーム、バナナが奏でる甘味協奏曲、元祖バナナボート~山形旬菓詩・武田(山形県天童市)
今回のブログ記事は4つ前(12月8日公開)の記事の続きになります。
東根市の明烏さんで肉そばを堪能し、空腹を満たした自分は、その足で今度は天童市のとある洋菓子店を目指すことにした。
たま~に、甘い洋菓子とか、ケーキのたぐいが無性に食べたくなる日ってのがあるんだけど、今日がまさにそんな気分の日なんだよなぁ…。
国道13号線を東根から山形方面に南下して、カワチ薬品天童店の看板が見えてきたら、あの店はもうすぐだぞ…っとね。
そうこうしているうちに、あっという間に目指すお店の前に到着とあいなった。
こんな感じで、店先にはこのお店の名物菓子「バナナボート」の画像と紹介文が書かれた吹き流しがたなびいている。
まるで、子どもの頃に絵本でときめいた「お菓子の家」をほうふつとさせる、温かみのある佇まいのお店がお客を出迎えてくれる。ここが「山形旬菓詩・武田」さんである。
いざ意を決して店内へ入ると、そこには「夢の国」とでもいうべき、お菓子の世界が眼前いっぱいに広がっている!ちょうどクリスマスシーズンを間近に控えていたこともあってか、店内はなお一層、メルヘン度が上がっている。
クッキーなどの焼菓子、洋生菓子のケーキにマカロン、そして名物のバナナボートなどが、ズラッと冷蔵ケースに並ぶさまはとにかく圧巻である!
「こりゃあ、子どもでなくても、大人でもなんとなく心が浮き立つよなぁ…。
今日は元からバナナボートを購入するつもりだったけど、いくつかケーキも買っていくとするかなぁ…」
そんな一人ごとをつぶやきながら、冷蔵ケース内のケーキを品定めするこの時間がたまらなく楽しい!
また、ここの女性店員さんは美人揃いでもあるため、彼女らの顔をそれとなく眺めているだけで非常にドキドキ、わくわくしてしまうのである(笑)
「じゃあ、すみません。バナナボートを二個ずつと…」
お会計を済ませて、ずっしりと重みのある菓子箱を片手に、馬人おぢさんは意気揚々と家に引き揚げるのであった。
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家に戻ってからは、ルイボスティーを淹れながら、さっそくティータイムと洒落込む。
↑水晶山シュークリーム(1個200円(税込))
カリカリに固く焼けたシュー生地に、水晶に見立てたカルメラとナッツの粒々の香ばしさが際立つ一品。中身の生クリームにはバニラビーンズがふんだんに使われていて、これを一口舐め取るともう幸せになれること、間違いなしの味わいである!
↑「バナナボート」と「生チョコバナナボート」(各315円(税込))
某山崎製〇ンの社長が、その味わいに感動して惚れ込み、自社の製品としてぜひ販売したいと申し出たのが、あの「まるごとバナナ」というエピソードのある、元祖「バナナボート」である。
↑同様の例として、秋田県のたけや製パンが「バナナボート」を市販している。
1978年に販売を開始したというバナナボートは、40年以上の歴史のある山形県が誇るお菓子の一つといっても、けっして過言ではないだろう。
なお、イチゴの出回る季節には、プレーン、生チョコのほかに、イチゴのイチゴボートも販売される。
以前は、バナナボートをくるんでいる帯の裏の部分が当たり付きのくじになっていて、当たりが出るともう一個無料でもらえるという、遊び心満載のサービスもあった…とか(今も当たり付きのくじが存続されているのかは不明である)
これらのお菓子にむしゃぶりつき、ムシャムシャと美味しくいただいたあかつきには…、
当然こうなるわけである(笑)
優雅なティータイムを過ごしながら、12月の午後の忙しさをしばし忘れる馬人おぢさんなのであった…(Fin)
本日の「たまにいくならこんなお店」
山形旬菓詩 武田
電話番号:023-654-1283
営業時間: 10:00~19:30
(定休日:毎週月曜日、大晦日、元日)
個人的に、値段に糸目をつけずに好き勝手に、山形県内でおススメのお菓子屋さんを挙げるとすれば、榮玉堂(山形市)とここ山形旬菓詩・武田(天童市)、清川屋(鶴岡市)を挙げたい。
それぐらい、どれを食べても「当たり」という商品のラインナップが揃っている。
昨年10月以降は、昨今流行りのキャッシュレス還元にも対応していて、クレジットカードで買い物をすると5%還元になるのも嬉しいところ(但し、会計総額が1500円を超えないとダメ!なので注意が必要!)。
残念ながら、山形市内には支店展開されていないので、サッカー・モンテディオ山形の試合観戦でNDスタジアム(山形県総合運動公園陸上競技場)を訪れた折などに、お店を訪れて、その味を体験していただきたいと思う。