日々是精進by馬人おぢさん

アラフォー、競馬をこよなく愛する量産型おっさんの日記です

昼下がりのお値打ちよくばりランチプレート~カフェレストランKOTOBUKI(山形県山形市)

ある晴れた、平日の昼下がり。

今日も今日とて、びんぼーサラリーマンの馬人おぢさんは、市内を何件か営業回りして、すっかりお腹を空かせていたのであった。

 

ああ…、今日は客に値引きや納期のことで無理難題を押し付けられて、まいっちまったなぁ。時間はもう14時か…。そりゃあ、お腹もペコちゃん不二家の某キャラクタとペチャンコを上手く掛けたつもり)だよなぁ。

 

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こんな日は美味い物でもガッツリと食べて、憂さ晴らしをするに限るんだが…。さて、この辺にめぼしいお店はあったっけかなぁ?

 

ここ山形市吉原、若宮周辺は住宅地であり、飲食店となると、チェーン店の「ラーメン花月」やイオンモール山形南店の中にあるフードコートあたりしか思いつかない。

 

どうするか?もう少し車を走らせて、国道286号線沿いを目指すか…?

 

…などと思っていた矢先に、ふと、ある同僚から教えてもらった一軒のカフェレストランのことを思い出したのである。

 

たしか、第十中(※)のグラウンド側にある「コトブキ」とかいうお店が盛りが良くて、何種類かの料理がプレートに乗って出てきて、それがなかなかに美味しいって話だったっけな。

 

※第十中…山形市には、学校区域によって「第一」~「第十」まで中学校がある。

     面倒くさいので、このように省略した形で呼ばれることが多い。

     もちろん、数字だけではなく、「地名+中学校」による名称の中学校も存在するので、悪しからず。

 

 

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閑静な住宅街を進むと、それらしきお店が見えてきた。

 

あ、きっとここだな。最近、外装を変えたらしいという話だけど、黄色い壁が目立つナァ。

店裏の駐車場に車を停めて、店の門前へ。

 

「和」の響きの言葉、「KOTOBUKI(コトブキ)」からはおよそ想像しにくいカフェレストランだが、物は試しだ…!と思い切って、入り口の扉を開ける。

 

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入り口は二重になっていて、一つ目の扉を開けると、「本日のランチメニュー(A、Bランチの二種類)」と書かれた大きな黒板が目に飛び込んでくる。

 

×印が書かれているところを見るに、Bランチは今日はもう売り切れたのかな?

唐揚げと魚フライの気分ではなかったから、Aランチにするんだけどさ(笑)

 

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気を取り直して二つ目の扉を開けると、東南アジアのような、南国の海のような、「KOTOBUKI(コトブキ)」という言葉とはおよそイメージの合わないオシャレな雰囲気の店内が暖かく出迎えてくれる。

 

先客1組(有閑マダムとおぼしき、おばさま方)が奥のテーブル席で大盛り上がりしているが、14時過ぎということもあってか、他にはお客はいない。

 

こちらに気がついた女性店員にうながされて、隅のテーブル席に腰掛ける。

「あ、じゃあ、黒板にあった『Aランチ』をお願いします。飲み物はホットコーヒーで」

「かしこまりました。少々お待ちください」

 

改めて、店内を見渡してみる。

ロールカーテンから半分差し込んだ陽の光がやわらかく、何とも落ち着いた(・∀・)イイ!!雰囲気を醸し出している。

 

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傍(かたわ)らにあったメニューをパラパラとめくると、チーズハンバーグスパゲッティやポークカツレツ、オムライスなどのまた何とも魅力的な洋食メニューの写真が美味しそうに躍(おど)っているではないか。

 

これは、また夕食時にもこの店に食べに来ないといけないなぁ。

ああ、飯食ったらこのまま眠ってしまいたいなぁ…と、ウトウトしそうになっているところに、絶妙なタイミングで料理が届く。

 

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「お待ちどおさまでした。Aランチです。コーヒーはまた後ほどお持ちしますね」

「どうもありがとう」

 

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さて、待ちに待った昼メシだ!存分にいただくとしよう!

最初にかぶりついたのは、ハンバーグピラフだ。

 

自家製と思われるハンバークを一口大に切り分けて、ピラフと一緒にスプーンですくって、口の中へ。

トマトベースのデミグラスソースだろうか。ほのかな酸っぱみとコクのあるソースと、それを受け止めるピラフが、混然となって美味しい。

洋風ピラフのはずなんだが、ピラフに入った山菜(ワラビネマガリタケ)(※、笹の若芽で東北地方ではよく食べられる)が和風らしさを醸し出しているのが、面白い。

 

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ネマガリタケ(ヒメタケ)…

姫竹や根曲がり竹と呼ばれているものはいずれも同じチシマザサ(千島笹)の若竹の事です。信越から東北にかけては「根曲がり竹」と呼ばれることが多く、山陰地方などでは「姫竹(ひめたけ)」又は「姫筍(ひめたけのこ)」などと呼ばれています。その他、山形県の月山周辺でよく採れる事から、この地方では「月山竹」又は「月山筍」と呼ばれています。古くから各地で山菜として親しまれてきました。

信越や東北は雪が多く、チシマザサの若芽が地上に芽を出し始めは雪の重みで根元が曲がっているものが多いことから根曲がり竹と呼ばれるようになったと言われています。(「旬の食材百科」よりコピー、抜粋)

根曲がり竹(ネマガリタケ)/姫竹(ヒメタケ)/チシマザサ(千島笹)<筍の種類:旬の野菜百科

 

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お次は、サーモンとキノコのクリームスパゲッティだ。

サーモンはそれほど塩っ気が強くなく、クリーム仕立てのソースも脂がしつこくなくて、コッテリした感じの見た目よりもずっと食べやすい。これがまたスルスルと胃の中におさまっていくから、不思議だ。

 

サラダも、ラー油をドレッシングのベースに使っているのか、ピリ辛があって、独特の味わいがある。今まで体験したことのないドレッシングの風味に驚かされる。

 

スープはコンソメ味のオーソドックスなもので、カップの底に沈んだ野菜(大根かな?)といただくと、ホッとする味わいである。

 

 

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うーん、どの料理も美味しいネェ。

パッと見、レディース向けなのか、一皿一皿の量はやや抑えめな感じがしたけど、先月のインフルエンザでガクンと食欲も体重も落ちた、今の自分の身体にはちょうどいい分量なのかな(苦笑)

 

山形で「洋食」と言えば「ろかーれ」や「自由軒」ばかりに目が行っていたけど、こんな感じのランチプレートが楽しめるお店というのもなかなかいいもんだなぁ。

 

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こちらの食後の頃を見計らって、タイミングよく出されるホットコーヒーが、また胃袋に染みわたる。

このホットコーヒーだけでも、喫茶店で飲もうと思ったら、400円は軽く取られるんだろうなぁ。そう考えると、Aランチの840円(税込)は破格の値段のような気がしてくるぞ。

 

 

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…食事は終えたものの、まだ店内でゆっくりくつろぎたいという名残惜しい気持ちを我慢して、ホットコーヒーをグッと飲み干し、眠気覚ましに軽〜くノビをする。

 

いやぁ、美味しかった!また近くに来たら、このお店で食事しようっと!

さぁて、そろそろ仕事に戻るとするかぁ…。

 

会計を済ませて壁に掛かった時計を見上げると、もう15時近くになっていた。

 

いけね、課の会議に遅れちまう!急がないと!

バタバタと車に乗り込み、一路、仕事場へと舞い戻る馬車馬、もとい馬人おぢさんであった。(終)

 

 

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本日の「たまにいくならこんなお店」

  

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カフェレストランKOTOBUKI

住所:山形県山形市吉原2-17-3(第十中グラウンド側)

電話番号:023-646-5211

営業時間: 11:00~15:00 18:00~21:00

           (定休日:第3水曜日、ほか不定休)

 

ランチ(700~800円台)や他の一品料理(900~1400円)の大部分が1000円程度で楽しめて、かつ料理のボリュームもあるということで、ひそかにその存在がジワジワと知れ渡り、ファンが増えているとか。

 

今回のランチプレートは全体の量が抑えめに感じられたが、他の来店者による注文した料理の画像をネットなどで見る限り、やはり量は多めなのだろう(次回、別の機会に確認してみたいと思います)。

 

ブログ主は特に「オムライス」には目がないので、今後はオムライスが食べられる洋食店として重宝することになりそうである(笑)( *´艸`)