江戸時代から続く由緒正しき和菓子屋を訪ねて…と昔の思い出話~蛸屋製菓(宮城県仙台市)
(※今回は、前々回のブログの続きになります。)
陣中の閖上工場直売店さんを後にした自分は、その足で、長町方面へと向かった。
長町かぁ。そういや、この辺もしばらく来ていなかったなぁ。
何か面白いネタでも転がっていないもんかなぁ…。
………おー、そういえば、しばらくあっこの和菓子屋さんに寄っていなかったぞ。
久々に顔を出してみるとするか。
ふと、そのお店の存在を思い出して、やってきたのがこちらのお店である。
↑画像では見切れてしまっているが、入り口の上に「蛸屋(たこや)」という屋号が燦然と輝いている(いや、実際はくすんでしまっているかもしれないが(笑))。
今の季節ならではの限定商品(「富貴豆(ふうきまめ)」や「わらびもち」)が入り口のガラス扉に貼られているのが、いかにも和菓子屋さんらしい。
さっそく、入り口の戸板をガラガラと開けて、店内へ。
「こんにちはー」
「はい、いらっしゃいませ…」
今にも消え入りそうな、静かでか細い女性の声が返ってくる。
今日は、女将さん(?)とおぼしき老齢の女性店員が一人いるだけのようだ。
昼下がり、午後2時を少し回った頃とあって、ショーケースの中身は残り少ない。
とはいえ、もう売り切れてしまった商品はないようだ(ラッキー!)
この日、ケース内に並んでいたのは、この店の代名詞ともいえる「全勝餅」「すあま」「わらびもち」「豆大福」「大納言かのこ」「しそまき」「ごまもち」「栗まんじゅう」「きんつば」など。
子どもの頃から大好物の「すあま」のほか、目についた「豆大福」「きんつば」「栗まんじゅう」「全勝餅(色違いで2個)」を思うがままに購入する。大の男がひとりで食べるには多い気もしたが、少しでもお店にお金を落としていきたいという気持ちのほうが先行したので、この際、購入した数については気にしないことにした(笑)
先にお会計を済ませて、女将さんが菓子をパック詰めしている間、店内をしばし観察する。
↑商品を詰める木箱(市外局番が書かれていないことから、まだ電話が珍しかった当時、昭和30~40年頃から使われているものであろうか)や、その昔、全国菓子博覧会で金牌を受賞した時にもらったと思われる賞状(?)、「蛸屋」の由緒が書かれた紙などを見ていると、昭和以前にタイムスリップしたような錯覚を覚える(笑)
↑蛸屋の由緒を伝える紙だけ、アップにしてみました。
「菓子職 蛸屋
元禄11年奥州街道沿い(現南鍛冶町付近)にて開業と伝えられております(文献無)
屋号の由来は諸説あり、店印としての蛸の絵の幟(のぼり)から、また、その幟を見て殿様が屋号を蛸屋と名乗るがよいと言ったとか。その他、当時、菓子屋は菓子屋らしい屋号はだめ、魚屋は魚屋らしい屋号はだめ、といった定めがあったとも。
初代は忠吉。7代目まで同名。
明治になり、屋号がそのまま苗字となり、8代目 蛸 忠十郎が長町に移転、日露戦争時に発売の全勝餅は縁起物として世に知られ、大正六年には全国菓子博覧会にて金牌受賞、のちに日本橋にも出店。園遊会にも供せられる。
忠十郎の長男は死去、次男忠治が本家、三男忠太郎が分家として長町駅前に蛸屋を出店。その他長女が南町、五男正志が日本橋に蛸屋を出店。
本家は九代目忠治、十代目高明にて閉店。
分家忠太郎の三代目、蛸 秀樹が十一代目となります。(現在は長町駅前店のみ)」
(原文ママ)
※本家が閉店したことについては、街での噂(親、まちBBSなど)、伝聞の範囲ですが、少しだけ、その事情を知っているので後述したいと思います。
↑店の中央には、朱文字で染め抜かれた「全勝餅」ののれんがかかっている。
店内をあらかた見終えたところで、女将さんもちょうどパック詰めを終えて、ショーケース越しに商品が入った袋をスッと差し伸べてくれた。
「どうも、お待たせしました…」
商品を受け取る際に、思い切って、女将さんに声を掛けてみた。
「年が変わっても、またここ(蛸屋)のお菓子がいただけるのは、嬉しいですねぇ。
久しぶりに買いに来ましたけど、ここだけは変わらない。
また、春の彼岸になったら買いに来ますから、どうぞよろしく。」
「あら、そうでしたか…。また、お待ちしております…」
何とも弱々しい声で、商売っ気がない感じに映ったが、女将さんの顔にようやく少しだけ、笑みが浮かんだような気がした。
商品の入った袋を受け取って、自分は店を出た。
近年、再開発の波が激しく押し寄せてきているここ長町駅前で、いつまで「蛸屋」の屋号を拝み、その味を楽しむことができるのかな、と不安な気持ちに駆られながら…。
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で、自宅に持ち帰ってきたのが、こちらである。
↑包み紙のデザインは、おそらくずっと変わっていないのだろうなぁ。
電話番号に市外局番が入っていないのが、時代を感じさせる。
↑左上から、「すあま」「全勝餅(緑)」「きんつば」
「豆大福」「全勝餅(ピンク)」「栗まんじゅう」
「すあま」はモニモニとした弾力とほのかな甘みが、緑茶にピッタリ!
「豆大福」は豆の一粒一粒が味わい深く、その塩っ気と餡子の相性がピッタンコ!
「きんつば」は、これ一個で和菓子を食べた!という満足感がある!
「栗まんじゅう」の、この綺麗に焼き上げられた皮の照り具合ときたら、もう…!
一口でまるごと口にほおばり、その皮と中にゴロリと詰まった甘ァい栗の実と白あんとが混然一体になったときの美味しさたるや…、まさに珠玉の一品である。
↑上に粉雪のように、葛の粉がまぶしてある「全勝餅」。
たしか、「緑」にはこしあんが、「ピンク」には白あんがそれぞれ入っていたような…気がします(詳細を確認せずに食べてしまった、頼りないブログ主をお許しください(汗))
あっさりとした味わいで、飽きることなくいくらでも食べられそうな感じでしたよ。
なお、今回は和菓子を6個買って、お値段は810円(税込)でした。
長町駅前のかど地(一等地)にお店を構えてて、これで商売が成り立っているのかと、今さらですが、すごーく心配になりました。
お菓子を食べ終わった頃には、当然こうなりました…(笑)(もはや「お約束」)
春の彼岸になったら仙台市内にある菩提寺(父方)の墓参りに行く予定でいるので、そのときはまた蛸屋を訪れたいと思います。2ヶ月ぐらい先の話だけど、きっとあっという間なんでしょうねぇ…。
本日の「たまにいくならこんなお店」
蛸屋(たこや)製菓
電話番号:022-248-1646
営業時間:9:00~18:30 (定休日:日曜日、祝日)
「忠十郎の長男は死去、次男忠治が本家、三男忠太郎が分家として長町駅前に蛸屋を出店。その他長女が南町、五男正志が日本橋に蛸屋を出店。
本家は九代目忠治、十代目高明にて閉店。
分家忠太郎の三代目、蛸 秀樹が十一代目となります。(現在は長町駅前店のみ)」
先述した蛸屋の由緒書きにもあったとおり、本店は蛸屋の“分家筋”に当たる。
女将さんとおぼしき店員さんの商売っ気のなさが不安…と先ほどは書いてしまったが、肝心の和菓子の味は間違いなく「一級品」であり、この味を一個150円ほどで楽しめる長町周辺の住民はいいなぁ…と、うらやましく思ってしまう。
江戸時代から連綿と続く和菓子屋でありながら、そのつつましさから、いつまでも後世に語り継ぎたいなぁと思うのだが、まもなく平成の世が終わり、その後どうなるのか…、当事者ではないものの非常に気がかりである。
↑長町三丁目(現「蛸屋製菓」から通りを400mほど北上した辺り)にあった、在りし日の「蛸屋老舗」。重厚感を感じる木造建築の建物が、丸ごとタイムスリップでもしてきたかのように、現代の商店街にドン!とそびえ立つ様はすごく印象的だった。
(ネット上で一生懸命探したが、建物が潰されてから既に30年近く経つため、蛸屋老舗の画像はこれぐらいしか見つけることができなかった。「ディスカバーたいはく」さん、画像を拝借させていただきます。)
(参考)
…さて、ここからは昔話をしよう。
平成4年(1992年)に十代目の高明氏が急死したことで、蛸屋老舗のレシピの殆どが失われてしまった(後継されなかった)。
特に、店先のガラスと木材で組まれた簡素なケースに並んで売られていた自家製の「菓子パン」は独特の焼き上がりと食感で評判の味だった。(当時では珍しい「ぶどう酵母菌」を使ったパンだったのではないか?と言われているが、真実は闇の中である)
↑画像のパンはイメージです。
ショーケースの中には、「あんパン」「クリームパン」「メロンパン」の定番の菓子パンのほか、ちょっと変わったところだと「レモンパン」など、常時7~8種類くらいの菓子パンが並んでいた記憶がある。
自分が小学生だった当時、月1~2回ぐらい通っていた耳鼻咽喉科や小児科がここ長町にあった関係で、診察が終わった後に、よく診察を我慢したという「ご褒美」の名のもと、蛸屋老舗でおやつの菓子パンを母親に買ってもらったことを思い出す。
本来11代目になるはずだった、10代目高明氏の息子さんや娘さんもいるにはいたが、当時はまだ子どもであり、とてもじゃないがお店を継げる状態ではなかったという話や、「蛸(たこ)」という独特の癖がある苗字ゆえに、その息子さんや娘さんが学校でいじめにあっており、自分の苗字に愛着が湧かず、むしろ疎(うと)ましい、家業の和菓子屋なんて嫌いだ!とすら思っていたらしい…という悲しい話を聞いたこともある。1980年代と言えば、コメディアンの「たこ八郎」氏がテレビで活躍しており、もしかすると、その影響も強かったのかもしれない。
※「たこ八郎」氏自身も宮城県仙台市の出身ではあるが、芸名は自宅近くの行き付けの居酒屋「たこきゅう」から採ったということなので、ここに出てきた「蛸屋」さんとは一切関係ない。悪しからず。
十代目(高明氏)の死去に伴う、長町三丁目の「蛸屋老舗」の急な閉店・廃業は、(長町周辺の)仙台市民に大きな驚きと動揺をもたらしたのは言うまでもない。
たらればの話になるが、蛸屋製菓の和菓子を食べるにつけ、10代目の高明氏がもう少し長生きしてくれていたら…、高明氏と一緒に菓子・パン作りに勤しむ職人さんがいて、レシピがちゃんと引き継がれていたら…、10代目の息子さん、娘さんがもう少し早く成長していたら…(家業を恨んでいたというので難しかったかもしれないが…)と、思わずにはいられないのである(泣)
人の移動により、残念ながらアラフォー以上の仙台市民でも、あの「蛸屋老舗」の存在を覚えている人は少なくなってきている。
だが、お店がなくなって30年が経とうとする今でも、「蛸屋老舗」の菓子パンは日本一の味だったと考えているのは、きっと私だけではないだろう。
↑おまけとして、お店を盛り上げるべく店先に貼られた、「似顔絵(誰だこれ?)」と「4コマ漫画」をば。
こんな風に、お店(蛸屋)のことを大事に思ってくれる人が少しでも増えてくれたらいいなぁ、と思います。
市民ご用達のたこ焼き~両国屋(山形県山形市)、あじまん(山形県天童市)
以前、別の記事で、市民ご用達のケーキ、シュークリーム~欧風洋菓子ローリエさんを取り上げたことがあったが(ブログ開設以来、そこそこアクセス数が多くて人気のテーマだったこともあり)、今回はその対象を「たこ焼き」としてみた。
夏場の暑い間はさすがに暑苦しくて、「たこ焼き」を食べる機会が少なかったもんで、テーマにすること自体、思いつかなかったのでねぇ(笑)
全国的に名前が知れているたこ焼き屋といえば、おそらくは「築地銀だこ」さんか「たこ家 道頓堀くくる」さん辺りになるだろう。
もちろん、イオンショッピングモールに行けば、ここ山形市であっても「築地銀だこ」さんのたこ焼きは購入が可能である。
だが、山形市民がおやつや手土産によく買うお店ということで、今回は南原町と七日町の大沼デパートに店舗を構える「両国屋フーズ」さんをまずは取り上げてみようと思う。
↑旗艦店的存在の「寿町店」。平日の15時以降~夕方にもなると、学校帰りとおぼしき親子連れや中高生などの姿がよく見られる。理由は分からんけど、小腹が空いたときの「たこ焼き」って美味しいんだよなぁ(笑)
ここ両国屋さんも“昭和”の色を強く残す、昔ながらの雰囲気がプンプンと漂うお店である。
↑ガラス越しに、パートのおばちゃんが熟練の技で、次々と鉄板の型に生地を流し込んでいく姿などを見ることができる。秋から春にかけては外気温が低いからまだ我慢できそうだが、夏場は熱気で厨房での調理は大変だろうなぁと思わされる。
縁日や花火大会の屋台でつまむような、ソースを使ったちょっとジャンクな食べ物(たこ焼き、焼きそば、フライドポテト、ソフトクリーム)が、いつでも手軽な価格で食べられる常設店舗とでも言ったらいいだろうか。
(昔はこういう食べ物を、個人経営とおぼしき、夫婦で営業する小さい商店が学校のそばとかで売ってたような記憶があるんですけどねぇ…)
かくいう自分はというと、金曜日の夜とかにフラリと立ち寄って、たこ焼きと焼きそばを晩酌の肴、アテとして購入することがほとんどだったりします(笑)
不思議とたまーに、「たこ焼き」が食べたくなる日ってのがあるんですよねぇ…。
この日、給料も無事支給されて、この1ヶ月頑張った自分に何かご褒美でも…などと考えていた自分は、たまたま両国屋(寿町店)さんの前を通りかかった。
そういや、ここしばらく「たこ焼き」も食べていなかったっけなぁ。
たまにはたこ焼きでもつまみながら、缶ビールで一杯飲るとするか…っ!
ということで、駐車場に空きがあるのを確認して、いそいそと両国屋の店内へ。
メニューには「しおタコ」「ねぎタコ」「ピリマヨ」「マヨタコ」など、色々な味のたこ焼きが載っているが、余計な味はいらないと思っている派の人間なので、選ぶのはいつもスタンダードな「たこ焼き(オリジナルソース付き)」一択である。
「すみません、たこ焼きを3箱ください」
「はい、たこ焼きを3箱ですね。焼き上がりまで少々お時間を頂戴いたしますので、どうぞ座ってお待ちください。どうもありがとうございますー!」
財布の中から、前回のたこ焼き購入時にもらった「50円割引券」をゴソゴソと取り出しながら会計を済ませる(半年に1回くらい財布の中身を整理していて、この割引券の存在を意外と忘れていて、有効期限内に使い損ねたりするのが悔しかったりするんだよなぁ…(苦笑))
たこ焼きの出来上がりを待つまで、イスに腰掛けて他愛もないことを考えながら、何となくボンヤリとした時間を過ごすのがすごく贅沢で幸せな時間である。
…今夜はたこ焼きをつまみながら何の本を読もうかな。
あ、そういえば今夜は飯塚のミッドナイトオートレースもあるんだったっけな。
ジャパンネットバンクの銀行口座に入金しておかないとなぁ…
「はーい!お待たせしました。こちら、たこ焼き3箱ですねー。」
「うん、どうもありがとう」
アツアツの熱気をはらんだたこ焼き3箱の入ったビニール袋を片手に、私は店を後にするのであった。
↑家に帰って早々、さっそく開封された両国屋の「たこ焼き(8個入)」(380円(税込))
1個1個はやや小ぶりながらも、モチモチ・ミッチリと中身が詰まっていて、1箱食べるとそれなりに食べ応えがある。関西風のたこ焼きとは違い、小麦粉の味が強く団子っぽいのが山形風なのだろうか。タコそのものは「1粒」というか「1欠片(かけら)」というか、他のたこ焼き屋の物と比べると小さい気がするが、そこはご愛嬌だろう(笑)オリジナルソースがちょっとピリ辛で個人的には好きな味である!
なお、今回は食べていないが、一番人気という「マヨタコ」は、マヨネーズが入ったことでこってり、かつまろやかな味わいになっていて、冷めても美味しい一品ですよ。
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さて、先述した両国屋フーズの本部は、実は山形市のお隣、天童市にある。
そして、天童市にはもう一つ、その会社本部を置く「あじまん」という東日本ローカルな大判焼きの老舗チェーンがあったりもする。
スーパーマーケットやホームセンターの一角にスーパーハウスがあって、そこで秋~春までの約半年だけ期間限定で、大判焼き(通称「あじまん」)とたこ焼き(通称「たこポン」)とパック詰めのあんこの3種類だけを販売しているというお店である。
山形県内だと、スーパーマーケット(ヤマザワ、おーばん、マックスバリュ、郷野目ストア、Aコープ)、ホームセンター(コメリ、サンデー、ダイユーエイト)に行くと、ほぼ必ずといっていいほど見かける存在でもある。
午後の店先を覗いていると、主婦や爺さん・婆さんが買物ついでに、茶飲みのおともや孫へのおやつなどに大判焼きをよく買っていく光景を目にする。
↑大判焼き(あじまん)(あんこ、カスタードクリーム)は1個105円(税込)で、地元テレビ番組とのタイアップ企画などにより、季節限定や期間限定のオリジナル味(抹茶ほか)のあじまんが販売されることもある。
真ん中のつなぎ目をみて、あんこかカスタードクリームかのどちらかを確認する。何も考えずにかぶりつくと、アツアツのカスタードクリームがつなぎ目からデロンと手にこぼれ出し、熱い思いをすることがあるので注意したい。ι(´Д`υ)アツィー
↑たこ焼き(たこポン)は5個入が250円、10個入が500円(いずれも税込)
キャベツがふんだんに使われているのが特徴。削り節がかけられていることもあって、関西風お好み焼きっぽい感じもする。タコは大ぶりなものがしっかりと入っていて、10個も食べると昼食にはちょうど良いぐらいお腹いっぱいになることも(笑)
個人的にたこ焼きを食べるならば、味と価格のバランスからは「たこポン>両国屋>築地銀だこ」という順位をつけるだろうか。
こちらの粉物も山形市民には顔なじみの食べ物であり、秋~春にかけて、こたつの中でお茶と一緒にゆっくりとおやつとしていただくのがよく似合う。季節の風物詩と言えるだろう。
子どものこづかいでも買えるぐらいに安いので、個人的には小腹が空いた外回りの時とかに温かいお茶と一緒に食べることが多いですねー(笑)
本日の「たまにいくならこんなお店」
両国屋フーズ寿町店(たこやきハウス)
電話番号:023-624-0364
営業時間:9:00~21:00 (定休日:年中無休)
ホームページ:
お店のホームページによれば、昭和61年にマヨタコを発売~などとあるので、おそらくは40年以上営業を続けている山形市内では古参の軽食店である。
市内の高校や大学が、文化祭開催時にパンフレットや小冊子を作成する際に市内の企業へ広告スポンサーを募っているが、その協賛企業の広告を見ていると、ここ両国屋フーズ(たこやきハウス)の名前も必ず載っているぐらい、市民には小さい頃から馴染み深い存在のようである。
ちなみに、たこやきは原材料(たこ、小麦粉)価格高騰のあおりを受けて、2014年4月に一箱330円に、2018年11月に一箱380円に値上がりしているという。薄利多売の商売で経営環境は厳しいかと思うが、こづかいの小銭を握りしめて、たこ焼きを買いに来る子どもたち(特に中高生)の胃袋を満たし続ける、街の軽食屋として今後も頑張ってほしい。
営業時間:10:00~18:00 (定休日:年中無休)
※東北地方6県のほか、新潟県、北関東(茨城、群馬、栃木)、関東(千葉、東京、埼玉)の東日本に約300店舗を展開とのこと(平成31年1月現在)
ホームページ:
ホームページを見るかぎり、こちら「あじまん」さんは昭和40年創業ということで、両国屋フーズさんよりも年長の老舗企業ということになる。
長らく「山形ローカルの大判焼き屋」として営業していたが、平成に入ってから、ジワジワと隣県(秋田、新潟、宮城、福島)に根を張るように進出し、平成31年現在では東北地方(+新潟県)及び北関東(茨城、群馬、栃木)や関東(千葉、東京、埼玉)にネットワークを張る一大ローカルチェーン(約300店舗!)として君臨している。
もしかすると、このブログ読者の中にも「あじまん」「たこポン」を知っているよー!という方もおられるかもしれませんね。
なお、「あじまん」の名前の由来は、『味自慢』の商品にしたいという意図があったからだそうですよ。間違っても「あ○まん(放送禁止的用語)」とか言ったりしないように!(笑)
体調下り坂…からのようやくの谷底脱出:「陣中」さんの満福牛タン弁当(宮城県名取市)
年明け早々(1月第2週はじめ)に「インフルエンザA型(検査キットによる確認は未実施も、症状(急性発熱)からしておそらくA型と判定)」を発症して以来、成人の日(14日)の3連休ぐらいまで安静を強いられていたのは、過去の当ブログでご報告させていただいたとおりである。
その後、酷かった咳もおさまりはじめて、ようやく体調が落ち着いてきたかなーと喜んでいた折り、1月第4週になって、再びノドに痰がからみ始めたり、鼻水・微熱(36℃台後半~37℃台後半)が出てきたり、しまいには少し動いた(数百mを歩いたり、一気に5階まで階段を上がったりした)だけでゼーゼーと酷く息切れしたり、夜寝ていると全身とシーツにびっしょりと寝汗をかくような日が続いたりと、体調は悪化の一途をたどる一方となった…(泣)(´・ω・`)<オレガ イッタイ ナニシタッテ イウノヨ…
う~む、とてもじゃないがこれでは落ち着いて眠ることなんてできんぞ…
当然ながら、この間の食欲はほとんど0に近く、口にできたのは自宅に非常用食料として買い置きしておいたドラッグストアPB商品の「栄養ゼリー」や「果物の缶詰」、実家から送られた「みかん」や「スポーツドリンク」、「お茶」ぐらいのもの。お腹こそ下してはいなかったものの、固形物による普通の食事は全然摂れないというありさまであった。
自分で車を運転して、10キロほど自宅から離れたかかりつけ医(内科)のところへ行くだけの体力や気力ももうないので、ただただ寝室の煎餅布団に突っ伏して、わが身に体力が戻るのを祈るだけ…
(←今現在、自己診断では↓だったのではないかと推測しているが、その真実やいかに?!
◎(本命)風邪→肺炎になりかけてた(?)、
○(対抗)実はインフルエンザB型(?)にかかってた、
▲(単穴)心臓肥大による心不全(?)か何か
ただ、ここまで追い込まれていたにも関わらず、まだタクシーや救急車を呼ぶほどまでではないかなーと、内心タカをくくっていたのは内緒です)
そして、ようやく今週になって、病気から全快(?)したというか、体力・気力、食欲が身体に戻ってきたような感覚になったので、日帰り温泉施設で汗を流し、このブログを更新したという次第です。
(なお幸か不幸か、年明け当初に比べて6kgほど痩せ、久しぶりに体重130kgを切るのがおぼろげながら見えてきたとのこと。やったね!(ブログ主談))
…この日、私が住む県内は朝から大荒れの雪模様だったが、日帰り温泉施設でひとっ風呂を浴びたことでスッキリとした気分の私は、何となしに「東」を目指すことにした。
日ごろ「B級グルメ」を自称する身としては、閲覧を怠ることのできない「食・グルメ」に関するまとめサイトというものが幾つか存在する。
今回はその中のひとつ、「ネタりか」さんの「グルメ」カテゴリで見つけたお店が宮城県名取市内にあるということで、実際に足を運んでみることにしたのであった。
(参考)
ネタりか - 最新芸能ニュースや恋愛コラム、誰かに言いたくなるネタの宝庫
道中、あいにくの地吹雪で山形自動車道(宮城川崎IC~関沢IC間)の下りが事故通行止めになるなどして、下道(国道286号線)も影響を受けてノロノロ運転が続くという、病み上がりには少々しんどいドライブとなったが、お昼どきを少しはずした午後1時過ぎに、無事目的地へと到着することができた。
↑山形市~関沢~笹谷峠~川崎町を越えて、仙台市内に入ってしまうと、あれだけあった雪はウソのようになくなり、こんな感じで青空が広がっているというのだから、「天気」という奴は本当に不思議である(小並感)。あと、電線や電柱に設置された電光掲示板の機械がものっそい強風で、ギシギシと音を立てて、しなりまくっていたのには正直ビビってました…。
で、着いたのが、ここである。
工場とおぼしき建物に隣接した、スーパーハウスに毛が生えた程度のこの小っちゃなお店が、実は今回の目的地―「牛タン専門店 陣中」さんの閖上(ゆりあげ)工場直売店である。
東日本大震災でも特に大きな被害を受けた閖上地区にほど近く、住宅はまばら、県道10号線沿いというあまり目立たない場所でひっそりと営業しているこのお店が、実はとんでもなくコストパフォーマンスの良いお弁当を提供している穴場中の穴場なのだ!
おホ〜っ、これはまた美味しそうなお弁当が揃っているじゃぁないかっ…!
しかも値段の割に牛タンのボリュームがスゴいぞっ!( ゚Д゚)
これはどれを買って帰るか、非常に悩むことになりそうだなァ…( *´艸`)グフフ
この日はとにかく風が強く、寒くて仕方がなかったので、入り口前に掲示された垂れ幕のメニューをササッと撮影して、まずは店内へ。
券売機で食券をあらかじめ購入する形式だと事前に伺(うかが)っていたので、
(さて…、今日はどんなメニューがあるのかな…)と内心ワクワクしていたのだが、
ここでスタッフの店員さんが無常なる一言を発したのである…。
「すみませーん。本日都合により、提供できるのは『満福牛タン弁当』の一種類だけとなりますー!」
まさかの…、“ガーン↓(大ショック!)”である。
これは…、のっけからいきなり出鼻をくじかれてしまったなぁ…。
でも、お店の人がそう言っているのならば、こればかりは仕方がないよなぁ。
ということで、気を取り直して、購入するお弁当の数量だけを考えるべく、インフルその他で錆びついた頭の勘(カン)ピュータを働かせる。
とりあえず今から昼食に食べる分と晩飯分(?)、明日の朝飯用に食べる分(?)ということで弁当は3個購入することに(*´ω`*)
(←さすがに帰りの道すがら、職場にチラッと寄って同僚(独身男性)に1個譲ってもいいかな~と、後で思い直しましたとも…ええ。実行動には移しませんでしたがね(大笑い)(^◇^;))
お弁当が出来上がるまでの間は、別コーナーに並んだおつまみ用のジャーキーや瓶詰めの牛タンラー油などの商品の陳列を眺めながら待つことに。
…5分後。
「お待たせしましたー!満福牛タン弁当3個でお待ちのお客さまー!」
「はいはい、私ですー!」
うむ、お弁当ゲットだぜ!
↑これは、懐かしの「笑っていいとも」の「ウキウキウォッチング」
そうして、出来立てのお弁当を手に、ウキウキ気分♪で車内へと舞い戻る。
さっそく袋を開けると、箸とおてふき、お弁当以外に、保温加工されたプラコップに半分ほど満たされた何かがある。
ほんのりと黄色く色づいた液体だけど、これは何だろう?
うん、これは「テールスープ」か! 美味しいぞ!
スープ以外に白ネギやテール部分の骨付き肉が一切入っていなかったから気が付かなかったけど、ほんのりと牛テールの出汁と塩味が利いた、とっても美味しいスープだ!
そして、待ちに待った、メインの登場である!
お弁当本体、ドーン!!!
一般的な牛タン弁当では、およそ考えられない量の牛タン!牛タン!牛タン!のてんこ盛りである(笑)
(※綺麗に切りそろえられた肉以外に、通常はハネられるであろう端切れ肉がたっぷりと盛られているのが嬉しい!( *´艸`) 端切れ肉でも、どうせ味自体は変わらないですし♪ ちなみに有名店舗で、定食やお弁当(牛タン4~5切れ(1人前))を食べると、1000円台後半~2000円は軽く取られる計算ですが、この内容で1個1,000円(税込)というのだから、「目からウロコ状態」である!)
では、改めて“いただきます!”
テールスープを皮切りに、さっそく焼きたての牛タンに箸を伸ばす。
タン自体はアッサリと塩味が利いていて、その柔らかさと歯ごたえのバランス、かつ焼きが入ったことによる香ばしさとが相まって、これはモウたまらんな~!辛味噌を少しだけ足すと、ピリリとした唐辛子の風味が舌を、食欲を刺激してくれる!
これは、口にタンを運ぶ箸の勢いを、もう誰にも止めることなんてできないぞっ!
あとはこれが自宅であれば、缶ビールかちょっといい日本酒でも呑みながら、この牛タンをつまめるんだけどなぁ…(笑)
でも「しあわせ♪」って、きっとこういうことを言うんだろうなぁ…
…などとひとりごちているうちに、目の前にあれだけてんこもりだった牛タンも麦飯も付け合わせのモヤシの塩ゴマ油和えも、あっという間に胃袋の中にスッキリとおさまっていくのであった。
あ~、久々に、とっても大満足な内容の牛タン弁当を食べることができたなぁ。
思うに、自分がまだ10歳そこそこのガキだった頃、まだ「牛タン」というものが全国区の仙台名物になる前までは、「牛タン」っていうのはもっと安くて、土日の家庭の食卓に焼肉の部位の一種として、「おかず」のひとつとして上がってたんだよな。
それが、ここ30年ほどの間に、いつの間にやらBSE(狂牛病)の影響で牛肉類の輸入が禁止されて、ふと気が付いたら庶民の手にはなかなか届かない存在になって、贈答品として「高級品」扱いされるようになってしまってさ。でも本来はこんな感じで、もっと気軽に美味しく食べられるお肉のひとつだったはずなんだよなぁ…。
まぁ、これも時代の流れと言ってしまえば、仕方がないのかねぇ。
うん、でもとりあえず、また仙台に来たら、陣中さんの牛タン弁当を買いに来よう!
これだけ安くて美味しい牛タンをお得に食べられることは、そうそうないからな!
(・∀・)イイ!!お店を発見できて良かった! ( *´艸`)
身も心も温かく包まれた感覚になりながら、食後の一服にペットボトルのお茶を口に含み、そして車のエンジンをかけた。
さーてと…、どこかに寄り道しつつ、自宅に帰るとしますかねぇ…。
澄み切った青空の彼方に向かって、仙台空港を飛び立った全日空の機体がグングンと上昇していく様を車窓の向こう側に見ながら、愛車のアクセルを踏み込むのだった(完)
本日の「たまにいくならこんなお店」
住所:宮城県名取市小塚原字辻野27-12(宮城県道10号線「塩釜亘理線」沿い)
電話番号:022-259-4129
営業時間:11:00~18:00 (定休日:なし?)
店舗内は狭いものの、カウンター席が6席ほどあり、出来立てのお弁当をその場でイートインすることも可能である。
カーナビやgoogle mapで目標地点になるのは、仙台東部道路の「名取IC」。
周囲はコンビニ(ファミリーマート)や住宅がまばらに点在するのみで、他に目立つ建物もないので、そう迷うことなく来ることができると思われる。
仙台空港にも結構近い(←ちなみに陣中さんは、仙台空港内にレストラン、お土産品販売処の店舗を展開していたりする)ので、日中に「質よりも量」を重視して、ガッツリ牛タンを食べたい!という諸君には、ぜひこちらの工場直売店へ来ることをおススメしたい。
なお、店内に設置されていたパンフレットによれば、本社工場直売店(仙台市宮城野区福室字御蔵前2-57-1)においても、直売店限定のお弁当をお安く販売されているというお話だったので、ご近所さんで、かつ気になる人はこちらもチェックされたし!(^◇^)/
ホームページを見るに、仙台牛タン界隈の中では比較的新参で、今一つ知名度はないかもしれないが、今後も進んで購入して、応援していきたいお店の一つである。
(参考)牛タン専門店 陣中
インフルエンザ罹患後、体調は下り坂…での米沢ラーメン
年明け早々にインフルエンザにかかってからというものの、どうも体調がすぐれない日々が続いている。
少なくとも年が明けるまでは夕食を外で済ませたり、積極的にラーメンを食べたりするなど食欲はそこそこあったはずなのだが、今では夕食に栄養ゼリーやヨーグルト、それにみかんやバナナなどの果物を組み合わせる程度で胃腸がもう満足してしまっているような状況なのである。
肉類やコッテリしたものをこうも身体が受け付けないというのは、本当に久々だな~。
自分で言うのも何なんだが、こりゃあ重症だぞ…。
さて、アッサリしたものならばまだ身体が受け付けてくれそう…。
となると、何を食べたものかなぁ。温かいそばに、親子丼とかの軽めの丼ものあたりかぁ…。
…などと考えているときに、不意に脳裏にひらめいたお店があった。
米沢ラーメンの「つるつるかめや」さんである。
昨年の秋口から年が明けるまで、なぜかラーメンといえば、二郎や二郎インスパイア系のガッツリした感じのものを好んで食べていた自分だが、あっさりとした鶏ガラ醤油味の中華そばはここんとこ全然口にしていなかったっけなぁ…。
店主の親父さんと女将さんの顔もしばらく見ていないし、たまには顔を出してみるとするか。
そんな軽い気持ちで、閉店間際の夜19時前に、お店へ。
住宅街の一角に、うすらぼんやりと光が漏れたラーメン屋が現れる。
駐車場には一台が停まっているだけで、先客はどうやら一組だけのようである。
店内に入って券売機で食券を購入し、週刊誌を手に取って、女将さんが案内してくれたカウンター席にやおら腰かける。
席に出された温かい蒸しおしぼりで手を拭(ぬぐ)い、週刊誌をパラパラと見ていると、ものの数分ほどで注文していた「メンマそば」がやってくる。
↑この日注文した「メンマそば(800円・税込)」。
普段ならば、大盛りにしたり、追加でチャーシュー丼を頼んだりするのだが、どうにもそこまで食欲が湧かず、ラーメン単品のみの注文となった…(やはり自分らしくないよなぁ…)
さて、久々のアッサリした米沢ラーメンをいただくとしますかねぇ。
具のチャーシューとメンマ以外、薬味はネギだけというごくごくシンプルな中華そばなのだが、この無駄を一切省いたアッサリしたスープと縮れ麺の味わいが、インフルエンザで弱り切った胃腸にこの上なくやさしく、ジンワリと染み込んでいく。
ああ、これだよ、この味だ。他ではちょっと食べられない、この無化調のやさしい醤油味のスープがいいんだよなぁ…
さすがに病み上がりでラーメン一杯を食べ終わるまでに少々時間を要したものの、18分後にスープまできれいに完食完飲したときには、額に大汗をかきながら身も心も何とも言えない満足感で一杯になっている自分がいたのであった。
「どうも、ごちそうさまでしたー!」
ラーメンで身体がポカポカに温まった自分が、その晩、久々にイイ寝心地で床についたのは言うまでもない(笑)
本日の「たまにいくならこんなお店」
米沢ラーメン つるつるかめや
電話番号:023-688-9988
営業時間:11:00~20:00(体感的には19:20頃)
※ラストオーダー(体感的には19:00頃)
(定休日:木曜日)
平日の夜など、高齢の親父さんと女将さん夫婦だけで切り盛りしているときは、客の入り具合によって若干閉店時間を早めている気がするので、入店はなるべく19時前にするのがベターと思われます。
ようこそ!2019年、さようなら2018年
松の内も小正月も終わり、気が付けば一月の半分が終わってしまった…。
↑例年、小正月の時期に行われる正月飾りなどをお焚き上げするお祭りである。
東北地方では、「どんど祭り」などの名称で各所で行われる。燃え盛る火の勢いが凄いので、火事と勘違いする人も多いとか(笑)
自分の体調さえ良ければ、久々に仙台市の大崎八幡宮で14日に行われる「どんど祭り」に行きたいなぁ…などと年始には考えていたのだが、残念ながら叶うことはなかった。
当ブログの主は年が明けてから、今日までブログを一度も更新することもなかったため、ごくごく一部では「死亡説」も囁かれていたりしていたようであるが(笑)、実は半分ぐらいは当たっていたのだ。
年明け早々に、某パソコンオンラインゲーム(艦隊これくしょん)のジャズコンサートが日本武道館で開催され、運よくこのチケットの抽選販売に当選していた自分は、4日~6日まで都内に滞在していた。
↑自分の20数年の競馬人生の中でも、そうそうない「金杯で乾杯!(馬券的中!)」である。馬連は5%の払戻金上乗せ(270円!)が実施され、その嬉しさは5%増し以上である(笑)
↑浅草の「駒形どせう本店」にて、ささがきごぼうとネギをどっさりと乗せて、どぜう鍋をいただく。江戸情緒が感じられる店構えは、今も昔も変わらない。この日は、地下のテーブル席にスンナリと座ることができ、膝の具合を気にせずに食事を楽しむことができた。この後、インフルエンザにかかりはしたものの、高熱を出しただけで済んだのは、どぜうでたっぷりと精を付けていたからだろうか(笑)
↑新春じゃんけん大会で勝ち上がり、拙が提供した「かなまら(金精)様Tシャツ」をゲットした福男2名(笑) おふたりには色事でどんなご利益があったのか、来年確認したいと思います… ( ̄ー ̄)ニヤリ
…とまぁ、都内滞在中はバイト仲間であり競馬仲間でもあるT氏と、錦糸町ウインズで金杯の馬券を購入して新年のギャンブル運試しをしたり、浅草の「駒形どぜう本店」でどぜうなべをつついたり、あるいはバイト仲間との新年会に顔を出して旧交を温めたり…と、何も不満に思うことなどなかったのだが…。
楽しかった余韻に浸りながら東京から自宅に戻ってきた7日の夜に、「それ」は起こった…。
そう、恐怖の「インフルエンザ」の発症である(泣)
(ちなみに、その前の年もバイト仲間との忘年会で上京した際にノド風邪をこじらせており、年末年始に体調を崩すのは二年連続である(全然嬉しくない…))
↑社会人になってから何度かインフルエンザにかかっているものの、39℃台の高熱を出したのはさすがに今回が初めて。39℃台を出したのは学生時代に水疱瘡にかかって以来だから、約20年ぶりである。来年からはワクチン接種もさすがに考えないといけないかなぁ…
(久々の東京遠征だったしさすがにちょっと身体に堪えたかなー)ぐらいに、最初は思っていたのだが、布団にくるまっていてもまるで身体が温まらない。
そのうち、悪寒や関節痛がはじまり、高熱を発生させるべく肩周りや太ももの筋肉が波打っているような感覚を覚えるようになって、(ああ、これはインフルエンザだな…。やっちまったなぁ)と自覚するに至る。
そこから一晩と半日、寝床で高熱にうなされ、のたうちまわりながら、それでも雀の涙ほどの体力と気力を回復させたところで、8日の夕方になってかかりつけの内科医に飛び込み、やっとの思いでタミフルの処方を受けたのであった。
ところが、タミフルを服用し始めても、なかなか熱が下がらない…。
よっぽど体力と免疫力が低下していたのだろう。38度以上の熱で苦しいときに飲むように渡された頓服薬もあるにはあったが、インフルエンザウイルスを早く死滅させるには熱が高い方が良いという話を聞いていて、これは飲むことはなかった。
結局…ようやく熱が下がって、回復を実感したのはタミフル服薬から5日ほどが経った頃だった。成人の日が絡むせっかくの3連休も、自宅の寝室でおとなしくグリーンチャンネルの中央競馬中継を見て過ごしていたのは言うまでもない(笑)
そんなこんなで、自分の中では一週間ほど時間が停まっていたにも関わらず、世間は正月気分などとっくに消え失せているというギャップを、今頃になってひしひしと感じているところです。
病院で聞いたところによれば、今季のインフルエンザはまだまだこれから(1月下旬以降~)が流行期なんだそうです。ブログ読者の皆様も、どうぞお身体にはご自愛ください。
とりあえず、自分は腸内環境を整えるため、一日一食ヨーグルトを食べるようにしたいと思います(切実)
夜:宅飲みときどきミッドナイトオートレース~飲みのお供は「はっかんバージ」(山形県山形市)のお惣菜
あちこちで買い出しを終えて自宅に戻ると、時計は17時を回っていた。
人いきれでムンムンとした空気に当てられ、気が疲れてしまった。
何しろスーパーは買い物客でにぎわい、駐車場に空きを見つけて車を停めるだけでも時間がかかったぐらいだ。普段は休日でもここまでの人はいなかった気がするのだが、一体、この町のどこにそんなに人がいたというのだろう。
…まぁ、いいや。
あれこれ考えていると疲れるし、今夜はもう飲んで、あとはゆっくりまったりと過ごそう。
さっき買ってきた「山形清分」の270円弁当と「はっかんバージ」の焼鳥、惣菜類が今夜のアテだ。
↑このブログではおなじみ、スーパー山形清分の270円弁当。
本日は唐揚げ弁当とチキン南蛮弁当、白身魚フライ弁当とややさみしいラインナップだった。年末だから、普通の弁当類は人気がないのかな?
↑惣菜屋さん「はっかんバージ」の焼鳥(つくね、レバー、ねぎま)、100円サラダ、
では、さっそくいただきます!
まずは、弁当の白身魚フライをやりながら、缶ビールを堪能させてもらうとするか!
嬉しいことに、弁当にはフライが2個も入っている。魚の種類はスケトウタラだろうか。ほっともっとののり弁とかでもよく見かけるようなフライだ。
これと一緒に、フライ付け合わせの玉ねぎのマリネや煮物、かぼちゃサラダと色々な味が楽しめるのがまた嬉しい。
ここでグビリと缶ビール(一番搾り)を流し込むと、それはもう堪えられない美味しさである。
さて、弁当をあらかた食べ終えたら、次ははっかんバージさんの惣菜の出番だ。
自家製の塩ダレをかけたサラダは100円のものとは思えないぐらい、歯ごたえがシャキシャキとして、サッパリといただける良いものである。
蒸し鶏(250円)は、これまたポン酢タレであっさりサッパリといただける一品。
ちょっとだけ添えられた、もみじおろしと白髪ネギの薬味がまた泣かせてくれる。
焼鳥(1本あたり110~120円)は、レバーが特筆ものだ!
新鮮なものを使っているせいか、生臭さがなく、モッタリとした濃厚な味わいが口内に広がっていく。
つくねやねぎまも焼鳥専門の居酒屋で出されるものに勝るとも劣らない味わいだ。
自宅でひとり、石油ストーブで暖を取りつつ、ビールと肴をつまみながら、インターネットで久留米のナイター競輪→飯塚のミッドナイトオートレース中継をハシゴして、たまーに今年1年をボンヤリと思い返す…。
良いこと悪いこと、嬉しいこと悔しいこと、楽しいこと悲しいこと、色々とあったなぁ。
…来年は、どんなことが待ち受けているのだろうか。
ここ数年、手紙・メールでのやりとりだけになっていた遠方の友人と久々に会ってみたい。
一口馬主生活では、今年叶わなかった中央競馬での勝利と、中京以西の競馬場への遠征をぜひ体験したい。
もちろん、プライベートでの充実を図るには、仕事も頑張らないといけない。
そのためには、まず、このメタボな身体を何とかしないとなぁ…(苦笑)。
さて、明日31日は愛馬ロイヤルアフェアが中央再転入を賭けて、笠松競馬の最終12レース「年末特別」に出走である。
前走1着馬が出走9頭中8頭と好調馬が勢ぞろいし、先行争いが激しい競走が展開されると思われる。だがここで結果を残せなければ、近い将来、中央に戻っても活躍は期待できないだろう。今回の結果次第では、最悪の場合、ファンド解散(競走馬引退)も考えなければならなくなる。
自分も愛馬も何とか来年の明るい展望が開けることを期待したい―、
そう願いながら、いつの間にか自分は酔いつぶれて、夢の世界に旅立っていたのだった。(終わり)
本日の「たまにいくならこんなお店」
はっかんバージ
住所:山形県山形市五十鈴3-11-41(山形スバル部品センターとなり)
電話番号:023-643-3408
営業時間:11:00~19:30 (定休日:水曜日)
※国道13号線から一本脇道に入った「山寺街道(県道19号線)」の細い道路沿いにある当店。
焼鳥や唐揚げ、コロッケ類やそれらを詰め合わせたお弁当が非常に美味しい。
(個人的に、お弁当のご飯は+100円で「おこわ飯」にするのがおススメ!)
真実かどうかは定かではないが、以前当ブログで取り上げたことのある「味処 のろ川」さんの別事業部門として展開されているのが「はっかんバージ」さんなのだという話もある。
なお、はっかんバージという店名の意味や由来は謎?である(笑)
日中:大掃除のち昼食・買い出し~年末最後の外食はやっぱり「ABC食堂」(山形県天童市)
冬の空気は澄んでいることもあり、朝の7時頃にもなると近所のスーパーマーケットの駐車場で大型重機がエンジンを吹かせながら“ゴゴゴゴ…”と除雪作業を始める音が聞こえてくる。
寒さに震えながら、一晩でどのぐらい雪が積もったのかな…とベランダに出て、駐車場の愛車を覗いてみると、タイヤの半分以上がすっぽりと雪で埋もれている。今シーズン、私が住んでいる某地方都市では、降雪・積雪がこれまでほとんどなかったが、年末になって帳尻合わせでもするかのように、ドカッと一気に降り積もったのだった(積雪量:約40㎝)。
空は灰色の雪雲がぶ厚く垂れ込めている。朝を迎えたが、しばらく雪は降り続きそうだ。こうなると外出はせずに、家でおとなしく過ごすのが懸命である。
かくして、日中はインターネットで川口オートのスーパースター王座決定戦シリーズを観戦しつつも、ダイニング兼寝室の清掃とゴミ出し、台所に積みっぱなしにしていた段ボール箱をまとめる作業などを行うこととした。
お昼を過ぎて片付けのキリがいいところで、遅~い昼飯を食べに外へ。
さいわい雪は止み、道路事情も午前よりいい状況だ。
さて、昼はどこで何を食べるとするかな…。
今年最後に行きたかった店なんて…あったっけか。
ああ、そういえば今月はあの店にまだ行っていなかったな。
よし、あっこに行くとするか!
…というわけで、車で向かった先は今日も今日とて、ABC食堂(天童市)である。
「いらっしゃいませー!」
カランカランとベルの鳴る入口の扉を開けると、店主(マスター)の威勢の良い声が小気味よく響き渡る。
さっそく券売機横のメニューボードに視線を下ろすと、本日のおすすめ定食「ロースかつのチーズカレー乗せ 鉄板仕立て」という言葉に妙に心魅かれる。
券売機のボタンを押してマスターに食券を手渡し、カウンター席に腰掛ける。
本日のスポーツ新聞の競輪、オートレース面に目を通しながらも、料理が出来上がっていく様を横目に見つつ、定食が運ばれてくる“その時”がやってくるのを待つ…。
…で、10分ほどして目の前に運ばれてきた定食が↓である。
↑「ロースかつのチーズカレー乗せ 鉄板仕立て(ダブル)980円」
鉄鍋のカレーソースの上でジブジブと煮込まれたカツが、実に美味そう!
「では、今年最後のABC食堂でのお食事を、アツアツのうちにいただきましょう!
いただきます!」
カツを一切れ、口に運ぶと、揚げたてのロースカツ、トロリと溶けたチーズ、香ばしいピリ辛のカレーソースが一体混然となって、口福(こうふく)をもたらしてくれる。
時間が経つにつれ、鉄鍋で熱せられてちょっぴり焦げたカレーソースをすくって、ご飯と一緒に食べるのもまた楽しい!
ご飯と口直しのキャベツの千切り、味噌汁に白菜の浅漬けを交互に口へと運び、今日も美味しい食事にありつけた幸せをしみじみと噛み締める。
「至福」とは、まさにこういうときに使う言葉なんだろうなぁ。
(↑は本人を美化したイメージです(笑))
食事が終わって席を立つと、店内に残っている客は自分ひとりだけであった。
せっかくの機会だし、マスターに普段のお礼を言ってから帰るとしよう。
馬「いやぁ、ごちそうさまでした。
マスター、今年も元気が出る美味しい定食をたくさん、ありがとうございました!
また来年もよろしくお願いしますね」
マスター「こちらこそ、いつもありがとうございますー!
どうぞ、帰りもお気をつけてー!」
にこやかな笑顔のマスターに見送られ、温かい気持ちに浸りながら、店を後にするのであった。
…その後は、愛車へのガソリン給油と灯油購入でガソリンスタンドへ寄ったり、夜に食べる弁当やおつまみを買いにスーパーや惣菜店をハシゴしたり。
気がつけば日も暮れ始めて、年末の一日があっという間に終わろうとしていたのであった(続く)
本日の「たまにいくならこんなお店」
ABC食堂 天童店
電話番号:023-651-3835
営業時間:11:00~22:30 (※ご飯がなくなり次第、閉店)
(定休日:火曜日)
※閉店時間は一応「22:30」となっているが、ご飯がなくなり次第、「閉店」という形を取っている。
なお、この年末は12月30日(日)で営業終了、新年は1月4日(金)以降?に営業再開らしい。
今年も温かくて美味しい定食を、たくさんありがとうございました!